商船三井クルーズ、国交省らと連携で寄港地ツアーを拡充、今年デビューの新客船の就航に合わせて
三井オーシャンクルーズ(MITSUI OCEAN CRUISES)を運営する商船三井クルーズは、2024年12月から「にっぽん丸」と、今年デビューを迎える「MITSUI OCEAN FUJI」の2隻での運航開始に合わせて、国土交通省、港湾局、各地の観光組織と連携し、新たな寄港地観光ツアーを提供していく。 国土交通省は、国内の港湾の持続可能な発展と地域の活性化を図るため、クルーズ観光を振興し、質の高い寄港地観光プログラムの造成に取り組んでいる。今回の連携は、その取り組みの一環で、クルーズ振興室長の林雄介氏は「三井オーシャンクルーズとの協力は、高品質な寄港地観光プログラムの開発において重要な役割。寄港地でのツアーの充実や、新たな港でのツアープログラム開発の取り組みに大きく期待している」とコメントしている。 同社は、今後、地域の専門家との連携を通じて、革新的で本格的な体験ができる寄港地観光ツアーを提供する。例えば、別府では、大分県南東部に位置する臼杵石仏をめぐり、人気のふぐランチを楽しむツアーを提供。広島では、老舗お好み焼き店「みっちゃん総本店」を貸し切り、お好み焼きの誕生秘話や食べ方講座を提供する。 香川県坂出では、先達人と歩くお遍路82番札所 根香寺と栗林公園ツアーや弘法大師生誕の地として知られる善通寺の南大門、五重塔、金堂、戒壇などの境内を僧侶のガイドで巡るツアーを提供する。
トラベルボイス編集部