1100万人の食事記録を見た、管理栄養士が語る…”なぜか痩せない”ダイエットの「意外な盲点」
累計会員数1100万人を突破した、国内最大級のアプリダウンロード数と売上※を誇るAI食事管理アプリ『あすけん』を運営する、株式会社asken。「ひとびとの明日を今日より健康にする」ことをミッションに、2007年よりWebサービスを開始。2013年にはアプリ版『あすけん』をリリースしたことをきっかけに、急成長を遂げています。 【写真】なぜか痩せない…ダイエットの「意外過ぎる盲点」があった 本稿では、『あすけん公式 ほぼ100円野菜で整うスープ』(ワニブックス刊)から一部編集・抜粋し、血糖値の上昇を抑えながら痩せる身体に導く「セカンドミール効果」と、健康効果を得るために身につけたい「スープ習慣」について、ご紹介します。 ※日本国内App StoreとGoogle Play合算の「ヘルスケア(健康)/フィットネス」カテゴリにおける、2021年~2023年のダウンロード数および収益(2024年1月、data.ai調べ) ※「国内最大級の食事管理アプリ『あすけん』公式 結局、これを食べるが勝ち」からも一部抜粋
ダイエットの意外な盲点
皆さんは「セカンドミール効果」を知っていますか? その日の1回目の食事が、2回目の食後の血糖値の上がり方によい影響を及ぼす効果のことをいいます。 通常、私たちが食事をした後の血糖値は20~30分かけて徐々に上昇します。しかし空腹時間が長かったり、一度に大量に食べたりすると一気に急上昇! すると体は血糖値を下げるために、インスリンというホルモンを大量に分泌し、必要以上に余った糖を体内に取り込み脂肪として蓄えるのです。また、血糖値の急上昇は不安やイライラなどメンタルにも悪影響を及ぼします。つまり血糖値の急上昇は肥満を招き、メンタルも悪化させる、最悪の習慣なのです。 食後の血糖値の上昇率は食品によっても異なり、GI(Glycemic Index[グリセミック・インデックス])として数値化されています。 このGI値を提唱したジェンキンス博士が、朝食を食べた場合の昼食後の血糖値が、朝食を抜いた場合に比べて上昇しにくくなるセカンドミール効果を発見しました。食後の血糖値の上昇をゆるやかにできるかどうかが、健康に過ごすための鍵。朝食は本当に大切です。