1100万人の食事記録を見た、管理栄養士が語る…”なぜか痩せない”ダイエットの「意外な盲点」
脂質代謝サポートに「サケときのこのうま味スープ」
先述した通り、正しいセカンドミール効果を得るには、朝食がカギになります。そこで、できれば朝食をふくめた3食のなかに、カロリー控えめで栄養たっぷりの、野菜スープを取り入れてみてください。 おにぎりやパンだけの簡単な食事に一杯、温かなスープや味噌汁をつけるだけで、ぐっと満足度が上がることは、みなさんもご存知の通り。その理由はスープの水分や具材のたんぱく質、食物繊維などによって満腹感がアップするからです。食事全体の満足度が上がると、心も豊かに満たされるもの。おかずの食べすぎやスイーツなどの間食を減らすことにもつながります。 ここでは、秋の味覚をとことん堪能できるだけでなく、カロリー控えめで栄養たっぷり、脂質代謝サポートにも効果的な、今の時期にぴったりのスープレシピをご紹介します。 【サケときのこのうま味スープ】 〈材料(1食分)〉 生サケ切り身…1切れ(60g) しいたけ…2枚(40g) しめじ…1/4パック(25g) カイワレ…1/2パック(20g) A 水…150cc めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ1と1/2 大根おろし…50g 〈作り方〉 1、サケは表面の水分を拭き取り、半分に切る。しいたけとしめじは石突きを落とす。しいたけは軸を取り、軸は薄切り、カサは3等分にする。しめじはほぐす。カイワレは根を切り落とす。 2 鍋にA を入れ、ひと煮立ちしたら、しいたけ、しめじを入れて蓋をして中火で煮る。 3 サケを入れたら強火にし、蓋をしないでサケに火が通るまで煮る。横にカイワレを入れ、しんなりしたら火を止め、器に盛る。水気を切った大根おろしをのせる。 『あすけん』のユーザーさんからよく届く声の一つが「ダイエット中、何を食べていいかわからない」といったもの。そこで、毎日の食卓に「スープ習慣」を取り入れることでメニューに迷うことなく、「セカンドミール効果」の観点からも、多くの健康効果が得られるというわけです。 汁もの上手は、健康上手――。“ 1100万人の食事記録から見えたリアルな食生活”と、そこから生み出した「一杯」のレシピが、美味しく、あなたの命の土台を整えます。
あすけん、道江 美貴子