1100万人の食事記録を見た、管理栄養士が語る…”なぜか痩せない”ダイエットの「意外な盲点」
「セカンドミール効果」を正しく得る3つのコツ
セカンドミール効果を正しく得るには、3 つのポイントを押さえましょう。1つ目は「低GIの茶色い主食を選ぶ」こと。玄米、雑穀米、全粒粉パンなど未精製の穀物は、食物繊維が多く、血糖値の上昇は白米に比べてゆるやかです。 2つ目は「野菜・おかず→主食の順で食べる」。「カーボ・ラスト」とも言いますが、主食の前に食物繊維が多い野菜やたんぱく質が多い肉・魚を食べると糖質の消化吸収がおだやかになり、血糖値は上がりにくくなります。 3つ目は「体にいい油を取る」こと。じつは油と糖質を一緒に食べることで血糖値の上昇を抑えられることがわかっています。選びたいのは、健康効果が高く体内で作れないオメガ3などの不飽和脂肪酸。アマニ油やエゴマ油、ピーナッツやクルミなどのナッツ類に豊富です。
食事管理アプリ『あすけん』が伝えたい「最適解」
そんな、セカンドミール効果を得るためにも、ぜひ習慣化してほしいのが、スープ習慣です。 無料のAI食事管理アプリ『あすけん』は、おかげさまで累計会員数が2024年9月に1100万人を突破しました。食事写真や商品バーコードを“撮るだけ”で簡単にカロリー計算ができ、AI栄養士から、ユーザー一人ひとりに合わせた食事アドバイスが毎日届きます。 そんな『あすけん』の栄養士チームが栄養の観点と“1100万人の食事記録”から、皆さんの健康サポートの最適解のひとつとして導き出した食事が、野菜スープでした。主食の前、あるいは一緒に野菜スープを摂ることで、糖質の消化吸収が穏やかになるだけでなく、血糖値の上昇を抑えることが可能になります。 1日の野菜の目標量は350gですから、生野菜でだいたい両手のひら3杯分になりますが、スープなら加熱することで野菜のカサが減り、ぐんと食べやすくなります。ビタミンCやB群などの水溶性ビタミンが汁を飲めば逃さず摂れるのもポイント。 毎日の食事に野菜スープを取り入れることで、1日の摂取カロリーをコントロールしやすくなる、ビタミンやミネラル、食物繊維が自然とバランスよく摂れる、体の調子が整いやすくなるなど、嬉しいことばかり。