銅・鉛・亜鉛の年初建値、軒並み引き下げ
JX金属は6日、電気銅建値をトン当たり1万円引き下げ143万円にすると発表した。昨年12月平均価格は141万9400円で確定した。三菱マテリアルは同日、電気鉛建値を6千円引き下げ36万3千円にすると発表。12月平均価格は37万200円で確定した。また三井金属は電気亜鉛建値を2万4千円引き下げ51万1千円にすると発表。12月平均価格は52万7200円で確定した。いずれも国際相場と為替の変動を反映した。 年末年始のロンドン金属取引所(LME)非鉄金属相場は軟調に推移。米経済指標などを受けてドルが主要通貨に対して強含んだことが重しとなったほか、米トランプ次期大統領の就任を控え、関税引き上げによる経済への懸念が高まったことも影響したとみられる。 目安となる3日のLME現物公式価格は、銅が8701ドル、鉛が1898ドル、亜鉛が2864・5ドルだった。 円相場(TTS)は足元1ドル=158円台で推移する。