「競輪人生の目標はグランプリ優勝」127期の“超逸材”市田龍生都が4日松戸で本デビュー/特別インタビュー
松戸競輪場でのデビューに向けた意気込み
ーーデビューが年明け4日からの松戸開催に決まりました。 市田 精一杯走ることを心がけたいですね。早期卒業の市田龍生都だぞ、というのを見せつけるようなデビューがしたいです。 ーーどんな走りを見てもらいですか? ご自身の武器を教えてください。 市田 トップスピードに達してからの中高速域の持久力を見てもらいたいです。ジャンから出て行って速いペースを保ちながらゴール線を駆け抜けて押し切れるようなレースを目指しています。そういうポイントを見てもらいですね。 ーー長い距離を踏み上げる先行スタイル、楽しみにしています。 市田 期待が7で不安が3です。いや、8対2くらいかな。だいぶ期待の方が大きいです。でも10ではない感じです。 ーーいよいよプロ選手として「賞金」も手に入れます。使い道とかは決めていますか? 市田 いえ、決めてないですね。でも1発目の賞金は親への恩返しに使いたいと考えているので、相談して何かを贈りたいと思っています。初戦の松戸、頑張ります。
これから歩んでいく道、将来について
ーーデビュー以降、将来的な展望はありますか?競輪選手になって楽しみなことはなんでしょう? 市田 どれくらい強くなれるのか、ですね。自分が成長していくことが楽しみです。近畿地区の先輩たちは強い選手ばかり。先輩達からも学びながら走っていきたいですし、その中で成長していきたいです。 ーー早期卒業も名前が刻まれるひとつの「記録」だと思います。今後レースを走る上で記録への意識などはありますか? 市田 ありません。結果や記録よりも自分の成長に意識を向けています。昔から自分がどうあるべきかを考えて、いつも成長を望んでいます。そうやって行動すれば自ずと結果がついてくるという考え方をするので。だから本当に「記録を作るぞ、結果を出すぞ」と思っていなくて、「もっと強くなるぞ」という意識でいきます。
ーー父・佳寿浩氏とはお話できましたか? 何か言葉をかけられましたか? 市田 「頑張れよ」と言われました。競輪に関することはサポートするから、という言葉をかけてもらいました。 ーーさいごに競輪選手として成し遂げたい目標を教えてください。 市田 競輪選手の父に憧れて選手を志しました。目標は父を超えることです。自ずと「グランプリ優勝」がこれからの競輪人生の目標になっていくと思います。その目標に近づくためにも早くS級に昇級して多くのことを学びたいと考えています。