低ストレスながら「高収入」が期待できる職業トップ15 2025年版、米国
「自分に何が期待されているのか把握できるよう、職務内容が明確な仕事を探すことから始めるといい」
■仕事を探す際のチェック項目 統計によると、2024年には労働者の51%以上が主にストレスのためにバーンアウト(燃え尽き症候群)を経験しており、この割合は前年から15%増えている。ウェルネスを重視する傾向は以前から見られたが、米国の若い労働者らが懸命に働くことに「当然の付きもの」のバーンアウトをできれば避けたいと思うようになっていることもあって、ウェルネスを重視する傾向は一層強まっている。 毎年10月1日から1月1日にかけて、TikTokでは「ウィンター・アーク」の投稿が多く見られるようになる。これは、元日を迎える前に日々のルーティンや習慣を見直す動きのことだ。2025年に良いスタートを切れるよう、年末は健康とウェルネスの目標をじっくり考える時だ。 ワークライフバランスを求め、高収入でストレスの少ない仕事を探すことをウェルネスの目標に含める求職者が増えている。「仕事を私生活に持ち込まなくてもいいというのは、仕事と私生活を明確に分けて健康的なワークライフバランスを維持するための鍵だ」とチャンは指摘する。また、健康的なワークライフバランスを実現できる仕事について、いくつかのことを心に留めておくといいという。 「自分に何が期待されているのか把握できるよう、職務内容が明確な仕事を探すことから始めるといい」とチャンはアドバイスする。さらに「心身が消耗することのない、コントロールできる業務量の仕事を優先すること。またリモートワーク、フレキシビリティ、有給休暇に関する会社の方針も調べておくといい。これらは大きな違いを生む。また、その職務が自分の求めるものと一致しているかどうかを確認するために、職場の文化や仕事と私生活の『境界線』についても尋ねてみるとよい」と話している。
Bryan Robinson, Ph.D.