お年玉で学べる5つのマネースキル「貯める」「増やす」「稼ぐ」「使う」「資産配分」をパパFPが解説【HugKumマネー教室】
おすすめしないお年玉の使い道
お年玉は、子どもがお金に触れる大切な機会です。これからご紹介する方法は、子どもの学びに繋がらないので「金育」の観点からはおすすめできません。 ■全額貯金する 「将来のために」と全額貯金にまわしてしまうご家庭も多いようです。でも、これでは子どもがお金と向き合う機会を奪ってしまいます。 「お年玉、全部貯金しちゃうの?」 「少しは好きなものを買いたいな…」 子どもの気持ちも大切にしながら、計画的な買い物や価値判断を学ぶ機会を作ってあげましょう。 ■親の口座に貯金する 「管理が楽だから」と親の口座に預けてしまうケースもありますが、こちらもおすすめしません。子どもからすると「お年玉を取られた」という気持ちになってしまう恐れがあるからです。 また、親のお金と子どものお金が混ざってしまい、管理が曖昧になってしまう恐れもあります。 ■全額使う 「好きなものを買わせてあげたい」という気持ちは分かりますが、全額を使い切るのもおすすめできません。あればあるだけ使う習慣が身につくと、貯金できない体質になる恐れがあります。 お金は消費以外にも「貯める」「増やす」といった選択肢があることを、子どもに伝えていきましょう。
【まとめ】お年玉を有効活用してお金に関する5つの力を身につけよう
お年玉は、子どもが楽しみながらお金について学べる絶好の機会です。今回ご紹介した方法を実践すれば、お子さんの「資産管理の力」「使う力」「貯める力」「増やす力」「稼ぐ力」の5つの力が身につきます。 「増やす」については、経験したことがない親御さんもいらっしゃるでしょう。投資経験がない場合は、100円単位の少額からでもOKです。 お年玉を活用して、子どもと一緒に楽しみながら金育を始めてみませんか? 編集部注=この記事は特定の投資商品の運用をすすめるものではありません。 【記事執筆】 もにゅら | ファイナンシャルプランナー 独立系ファイナンシャルプランナー(FP)として執筆業を中心に活動中。2児の父親でもあり、家計や資産形成に関する執筆が得意。また、マンションの売買も経験しており、実体験に基づいたライティングを強みとしている。各種金融メディアでの執筆・監修業のほか、自身のメディアとして「もにゅら親子の節約ブログ」「もにゅらのクリプト部屋」を運営中。
文・構成/もにゅら