「体の一部がパンパンに腫れていた」24歳で“がん”発覚、兄の死…公務員を辞めて“自給自足生活”を続ける30歳男性が、安定した職を捨ててYouTuberに転身したワケ
――ごきょうだいの仲は良かったのですか? 高須 はい。僕はふたりの兄が大好きでした。早く追いつきたくて、よく後をついて回っていました。兄ふたりは頭が良くて、いつも難しい話をしていました。小さい頃は、「僕も大きくなれば、兄ちゃんたちの話が理解できるようになるのかな?」と思っていましたが、結局いくつになってもふたりの話は難しいままでした(笑)。 僕が小学校1年生になったとき、一番上の兄は6年生、二番目の兄は4年生で、その1年間だけ3人で登校していたんですよ。同じ制服を着て、同じ道を歩く時間がすごく嬉しかったのを覚えています。
「30歳という若さで旅立っていきました」兄が他界し、自分の人生を見つめ直すように
――しかし、一番上のお兄さんは病気で他界してしまったそうですね。 高須 僕が自宅療養を始めた数カ月後に、兄が救急車で運ばれて、30歳という若さで旅立っていきました。少しずつ意識がなくなっていく兄の様子は、今でも忘れられないし、なんと言葉にしたらいいかずっと分かりません。 兄は、最期まで自分のことよりも人のことばかり考えている人でした。自分ががんになったことはもちろん、兄の存在も、僕の人生について考えるきっかけになりました。 ――ご自身の病気やお兄さんの死を経て、高須さんにどんな変化があったのでしょうか? 高須 「永遠ってないんだな」と思うようになりましたね。だからこそ、今を大事にしよう。やりたいことは今すぐやろう。そして、大切な人たちには毎日でも感謝と愛を伝えよう、と思うようになりました。 また、日々の生活に感謝するようにもなりました。「ご飯がおいしいと思えるのって、なんて幸せなんだろう」「緑豊かな自然を見ると、なんて心が癒やされるんだろう」とか。普段何気なく過ごしていた日常が、ものすごく尊いものだって気づいたんです。 家賃ゼロ、朝5時起床、野菜は自給自足…公務員を辞めて愛知の田舎で“悠々自適な生活”を続ける30歳YouTuberが語った、田舎暮らしのリアル へ続く
仲 奈々
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