女優・竹内結子さん死去 突然の別れ惜しむ声 数々の出演作、CMでも好感
女優・竹内結子さんが死去したことが27日、わかった。40歳だった。マスコミ各社が一斉に報じている。死因については警視庁が慎重に調べているという。ネット上には悲しみの声が続々と寄せられている。
数えきれないほどの出演作、CMでも好感
竹内さんは1980年埼玉県の出身。中学卒業後の春休みに原宿でスカウトされ、芸能事務所スターダストプロモーションに所属した。女優デビューは96年、堂本光一の主演ドラマ「新・木曜の怪談 Cyborg」(フジテレビ系)。女子高生のヒロイン役で人気を呼んだ。 以後、数えきれないほどのドラマや映画などに出演しキャリアを重ねた。99年に放送されたNHK連続テレビ小説 「あすか」ではヒロインに起用され、奈良と京都を舞台に和菓子の伝統的世界に旋風を巻き起こす和菓子職人・あすか役を好演、女優としての評価を高めた。2001年のドラマ「白い影」(TBS系)では中居正広の相手役でヒロインを務め、この頃には知名度も全国区になった。翌02年にはドラマ「ランチの女王」(フジテレビ系)で月9初主演も飾っている。 その後も03年公開の映画「黄泉がえり」、04年の映画「いま、会いにゆきます」でそれぞれ日本アカデミー賞の優秀主演女優賞に輝く。この頃から女優業はますます充実していった。07年に公開された主演映画「サイドカーに犬」では破天荒で男勝りなヒロイン・ヨーコ役が高く評価され、キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞、日本映画批評家大賞主演女優賞をはじめ多くの映画賞を受賞した。また、10年に主演したスペシャルドラマ「ストロベリーナイト」では初の刑事役に挑んだが、エルメスの赤いオータクロアを愛用する姫川玲子を好演し人気を呼んだ。近年も映画「旅猫リポート」で福士蒼汰の叔母役を演じたほか、「コンフィデンスマンJP -ロマンス編-」「コンフィデンスマンJP -プリンセス編-」「長いお別れ」「決算! 忠臣蔵」など活躍をしていた。なお好感度の高さにも定評があり、CMにも多数出演している。 プライベートでは05年6月に「いま、会いにゆきます」で共演した中村獅童と結婚し、男児をもうけたが08年2月に離婚。昨年2月27日、所属事務所の後輩にあたる中林大樹と結婚し、今年1月末に第2子となる男児を出産したことが報じられた。 思いがけぬ訃報にネット上には「ショックが大きすぎる」「ステキな女優さんなのに亡くなってしまうなんて」と、悲しみの声があふれる。 (文:志和浩司)