JVCケンウッドが横浜に新拠点を創設! 最先端設備や異分野融合で開発力強化
フルスペックの自社設備で、スピーディーかつ低コストで開発・試験が可能に
1階と2階に位置する試験設備エリアには、恒温槽・熱衝撃試験室、振動・衝撃試験室、電波暗室、無響室、半無響室といった開発に必要不可欠なさまざまな試験設備が集まっています。
中でも電波暗室や半無響室はクルマをそのまま1台入れることができる広さとなっており、一般流通するアフター品だけでなく、自動車メーカーが純正採用する上で求められる細かな仕様にも対応できるようになっている点がポイント。 従来の事業所にも同様の設備は備わっていたものの、場所の制約でフルスペックではなかったそうで、自社でフルスペックの試験設備を備えることで、スピーディーかつ低コストで開発と試験ができるというのがJVCケンウッドの大きな強みとなりそうです。 すでに各事業所に配属されていた従業員も2024年11月下旬にはVCSへの入居が完了しており、異なる分野・事業の従業員の交流もスタートしているとのことで、今後は人的流動性が一層高まることでより魅力的な新製品が誕生することを期待したいところです。
小鮒康一