小池都知事が定例会見4月28日(本文2)神宮外苑再開発の日本イコモス案は課題が多い
辞める決断をせざるを得ない日本の働く場の問題
野田聖子、こども庁創設のために努力しておられる野田さんには、この愛称を広く求めるということについてもお伝えをしております。連携しながら進めていき、かつ日本の現在の育児休業の制度、今、男性で12.5%かな、女性は81%というんですが、そもそもこの女性の育児休業制度の活用度っていうのが、会社を辞めちゃったら育児休業制度を活用していることにならないんですね。だから81%で高いじゃないかと皆さんおっしゃるんですが、その前に辞めるという決断をせざるを得ない日本の働く場の問題というのをもっと考えるべきじゃないかなと。そういったことも含めて、かっこ付きの育児休業制度なるものを、あらためてみんなで考える、そういうきっかけになることが必要なのではないかと思います。 法律用語も、ついせんだっては大使館の設置の法律に関連して、名称をキエフからキーウに変えるということがございましたね。これもいろいろな流れの中でウクライナ側の言葉を使ったほうがいいんじゃないかという機運も手伝って、このように早く法律の中での名称が変わったという1つの例だと思います。ですからこれらも、愛称を求めていくということも、結果としてそういう流れになっていくというのは、それだけ皆さんの共感を呼ぶ、かつ大義がある、そのような名称になればいいなと思っておりますので、皆さんの思いを込めて、愛称をぜひご応募いただければと、このように思っております。 読売新聞:ありがとうございました。 小池:じゃあ最後にNHKの【オガキ 00:48:54】さん、どうぞ。
住民との合意形成はどうあるべきか
NHK:NHKのオガキです。すみません、よろしくお願いいたします。再三の神宮外苑のお話で申し訳ないんですけれども、樹木伐採の是非はさておいた上で、都民からは、具体的な伐採の内容が明らかになってからわずか1カ月後の都市計画審議会の都市計画の変更が承認されたことで、情報公開が十分に行われていないのではないかという声も上がっています。中には、これ、事業者と都民が直接話し合えるような協議会の場所を設けてはどうかという声もあるのですが、こういう住民との合意形成の在り方については、どのようにあるべきかというのは、知事としてどうお考えか教えていただけますか。 小池:いろいろな、ここだけではございません。東京都内にはさまざまなプロジェクトが行われており、そしてそれら、手続きに従ってできていると、進められているということであります。これらについては、樹木について今、調査をより進めていくべきであるということを都から求めているところでありますし、こういったことについては、さまざまな形で公表されていくことになるかと思います。 NHK:ありがとうございます。 (完)【書き起こし】小池都知事が定例会見4月28日