ダンロップ「SPORTMAX Q-LITE」を耐久レースで使い込み!レインも試したライダー達のインプレッション
耐久レースで気になるライフに注目!ライダーインプレッション
そんな理想的なキャラクターを持つQ-LITEだが、実際の使用感はどうなのだろうか。そこでスズキGSX-R125にQ-LITEを装備し、耐久レースに挑戦しているライダーにインプレッションを確認してみた。サーキットコースではフルスピードを維持し、公道では考えられないハードブレーキングやトラクションにより、タイヤには非常に高い負荷がかかる。そのうえ、ライダーの交代や給油のためのピットインのほか、ほとんど走りっぱなしとなるのが耐久レース。タイヤの高い性能がなければ、熱による劣化ですぐにダメになってしまい、転倒により完走することも困難となるのだ。 ────────── 中級ライダーインプレ「ハーフウェットでも安心感が高い」 ────────── 今回コメントを貰ったのは、「Webike」初心者レースチームの中でも、サーキット走行経験がある中級選手。GSX-R125のメンテナンスの指揮を務めるなど、マシンコンディションには細心の注意を払っている。そんな選手にとっては、もちろんタイヤの挙動はとても気になるところだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回のミニろくでは筑波サーキットでの耐久レースとなりました。 全長約2,000mの大きなサーキットのため、スピードレンジが上がります。 これまでのカートコース戦、ショートコース戦と比較するとタイヤへの負荷も大きくなります。 【グリップ・タイヤ剛性について】 グリップ力に関しては滑ったり、すっぽ抜けることはありませんでした。 8月末ということもあり、最高気温33度、路面温度50度とライダーにもタイヤにも厳しい条件でした。 そんな中でもQ-LITEはタレて大きく乗り味が変わることはありませんでした。(厳密にいえば摩耗していくので乗り味が変わらないということはありませんが) これまでのコースと比較して、路面μ(ミュー)の高い筑波サーキットですが、グリップしすぎて減速してしまうこともなく、サラっと走り抜けることができました。 タイヤ剛性に関してはバイアスタイヤ、小排気量のバイクということもあり、不満に感じることがありませんでした。 タイヤを組んだ感触としては、やや硬めのラジアルタイヤかと錯覚するほどの感触。 総評すると、ラジアルタイヤに近いバイアスタイヤといった印象です。