ダンロップ「SPORTMAX Q-LITE」を耐久レースで使い込み!レインも試したライダー達のインプレッション
2022年登場のスポーツタイヤ「SPORTMAX Q-LITE(スポーツマックス キューライト)」。中~小排気量モデル適合のサイズラインナップで、幅広いマシンに使用できるハイグリップモデル。ミニバイクや250ccクラスのスポーツマシンにはピッタリのタイヤだ。 【画像】ダンロップ「SPORTMAX Q-LITE」をギャラリーで見る(20枚) そんなQ-LITEを、バイク用品販売「Webike」の初心者レースチームがインプレッションも兼ねて、スズキ「GSX-R125」に装備し6時間の耐久レース「ミニろく」に参戦! レースの雰囲気は別記事でも紹介しているが、今回はタイヤの使用感にもう少し接近してみたい。
パフォーマンスとお手頃さが両立するSPORTMAX Q-LITE
バイク用タイヤには「バイアス」「ラジアル」の2種類があり、「バイアスタイヤ=硬く、重い、グリップはそこそこ」という性質からツーリングや街乗りに、「ラジアルタイヤ=薄く、軽い、グリップを発揮しやすい」という性質から、スポーツライディングやサーキット走行で使用される、という傾向がある。これはタイヤの内部の骨組み(カーカス)の構造からくるもので、バイアスタイヤはシンプルなカーカスの構造から価格が安め、ラジアルタイヤは複雑な構造から価格が高め、ということにもつながっている。 じゃあ、お手頃なバイアスタイヤではスポーツ走行ができないの? というと、もちろんそんなことはない。今回紹介するダンロップ「SPORTMAX Q-LITE」は、バイアスタイヤでありながら、スポーティーな走行性能を追求する開発による「ハイグリップバイアス」。バイアスタイヤのお手頃さとラジアルタイヤのスポーツ性をうまくバランスさせたカテゴリーにあたるのだ。 ダンロップからは従来、スポーツバイアスタイヤとして「TT900GP」がラインナップされている。こちらも高いグリップ性能に定評があるモデルだが、Q-LITEはこの後継モデルにあたり、全面的な性能向上を果たしたという点は注目したいポイント。なんとサーキットでのベストラップは0.8%、5ラップ平均で1ラップあたり1.5%短縮されており、ライフ性能も60%の向上をみせたという。TT900GPのファンにとっては見逃せないモデルだといえる。