「2択ですかね」宇野昌磨(27歳)がいま明かす“競技人生最高の演技”…恩師ランビエルコーチへの深い思い「お茶目な人なんです」<NumberTV>
感情をあらわにするコーチの姿をみて…
そして、もう一つのベスト演技は'23年のNHK杯フリー。完璧な演技と思われたが、4回転4本すべてで回転不足と判定され、2位になった試合だ。 「このシーズンは(進退を含め)色々と迷いながらも、中国杯からNHK杯までの期間は、ステファンも僕も納得できる練習をした上で、試合も納得できる演技ができました。ただ、結果だけがついてこなかった。あえて自らが“ベスト演技”にしないと、一生報われない気がします」 報われてほしいのは、自分よりむしろ、傍らにいたコーチのことなのだろう。 「ステファンって、お茶目な人なんです。 試合前も選手の誰よりも緊張しているし。それに、試合で思ったより評価されなかった時に選手の誰よりも怒ってくれて、帰りのバスで、点数をつけた技術委員に『あれは何なんだ』って声を荒げるぐらい(笑)。すごく感情を込めて選手のことを考えてくださるコーチなんです」 このNHK杯の時もそうだった。感情をあらわにするコーチの姿をみて、ラストシーズンで一番の思い出を刻んだ。 <後編へ続く>
(「Number Ex」野口美惠 = 文)
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