【速報】2025年新型「ADV350」がカラーメーター採用など海外で進化! 日本への導入はあるか
欧州やアジアの一部地域で販売されているアドベンチャースタイルのスクーター、「ADV350」の2025年モデルが11月5日に開幕したEICMA2024で発表された。 【画像】2025年新型「ADV350」をギャラリーで見る(15枚) 文/Webikeプラス 編集部
欧州で人気の高いアドベンチャースクーター
ADVというネーミングを最初に関してのはX-ADVであり、続けてADV150/160、そして2022年にADV350がデビューしている。このADV350は、フォルツァ350用をベースにしたエンジンをADVシリーズに共通する「ニューアーバンアドベンチャー」というコンセプトの、クロスオーバースタイルの車体に搭載したモデルだ。 ADV350はヨーロッパ市場において約22000台が販売されており、ヨーロッパの幅広い層、特に若いライダーに確実にアピールするモデルとなっている。新型ADV350は従来通り街中からその先までを探索できるスクーターでありながら、ハンドリング、パフォーマンス、テクノロジーのアップデートによって完成度が高められている。 2025年モデルのADV350の主なアップデートポイントは、スプリングプリロード調整可能な別体リザーバータイプのリアショック、新型の5インチTFT スクリーン、ラゲッジスペースへのライト追加、オートキャンセルウインカーなどである。
ECUセッティングとマフラーをアップデート
エンジンはエキゾースシステムとECUがアップデートされた、330ccの強化型Smart Power+ (eSP+) SOHC4バルブエンジンで、ユーロ5+排出ガス規制に対応しながら最高出力 21.5kW/7500rpm、最大トルク31.5N・m/5250rpmを発生する。 リアホイールのスリップを防ぐHSTC(ホンダ セレクタブル トルク コントロール)を標準装備。このHSTCは、左ハンドルバーのスイッチでオン/オフを切り替えることができ、システムが作動しているときはディスプレイの「TC」インジケーターが点滅するようになっている。 アップデートされたECU設定に加え、マフラーの内部構造が変更されて触媒もアップグレード。O2センサーが追加されており、将来を見据えたコンプライアンスが確保されている。燃費は 28.6km/L (WMTC モード) と低燃費で、11.7L のタンク容量により330km以上の航続距離を持っている。