節約のため毎日の昼食は母の「手作り」弁当。実家住まいなのですが、毎月「2万円」入れているのでいいですよね?
お金を貯めたい、経済的な余裕がないなどの理由で、社会人になってからも実家暮らししている方もいるかもしれません。 実家暮らしをすると、本来自分で負担すべき家賃、光熱費、食費などを払わなくて済むため、一人暮らしをするよりもお金を貯めることができるでしょう。しかし、気になるのは、毎月実家にどれくらいの生活費を入れたらよいかということです。 そこで今回は毎月実家に入れる生活費「2万円」が多いのか、少ないのかについて考えてみました。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
ひと月あたりの食費の平均は?
総務省統計局「2023年家計調査(家計収支編)」によると、3人世帯の1ヶ月あたりの食費の平均は8万5557円です。一人あたりに換算すると、1ヶ月の食費は2万8519円、昼食のみで考えた場合1ヶ月で約9506円、うち20日間の昼食代は約6338円となります。 しかし、実家に入れる生活費とは、昼食代のことだけを指すのではなく、本来一人暮らしをしていたら自分で負担すべき家賃、光熱費、食費などの一部を実家に入れていると考えることが一般的です。 先ほどみた一人あたりの1ヶ月の食費が約2万8519円であることから、毎月2万円の生活費ではひと月の食費すらまかなえない可能性があるでしょう。
実家暮らしの人は毎月いくら生活費を入れているのか?
では、実際に実家暮らししている人は毎月生活費をいくら入れているのでしょうか。 保険マンモス株式会社が実家暮らし中の男女500人へ実施したアンケート調査によると、全体の74%の人が実家にお金を入れているようです。 ひと月に実家に入れる生活費の平均は4万257円、最高金額は28万円、最低金額は1000円でした。 年代別の平均額は次の通りです。 19歳以下:2万5663円 20~30歳:3万3623円 31~40歳:4万1875円 41~50歳:4万6970円 51~60歳:4万5000円 60歳以上:17万5000円 年齢があがるほど実家に入れる生活費は増えていきます。 また実家暮らしをしている理由としては、1位「お金に余裕がないから」、2位「貯金をしたいから」、3位「職場が実家から近いから」となっており、お金に関する問題が大きいことが分かります。 一方で、全体の約7割近くの人が今後実家を出る予定や意思があると回答しており、お金を貯めていずれは一人暮らしを、と考えている人も少なくないようです。