「簡単なのに効果的」DIYタイヤ交換派必見! 新品タイヤ離型剤を取り除くベストな方法
新品タイヤに交換して走り出した途端、いきなり滑って焦った経験ありませんか? じつはこれ、タイヤ表面に残る「離型剤」が原因。この離型剤は路面との摩擦を低下させており、とくに二輪車では滑りやすくなって危険なのです。そこで、離型剤をやさし~く除去する簡単な方法をシェアしたいと思います。 →【画像】「簡単なのに効果的」新品タイヤ離型剤を取り除くベストな方法 ※本記事の内容は執筆者の個人的体験に基づくものであり、科学的な正当性を保証するものではないことをご了承ください。
新品タイヤが滑るその理由
新しいタイヤは滑ります。 滑りたくないから新しいタイヤに交換したというのに、なぜか新しいタイヤはマジで滑るんです(経験者は語る)。 なぜ滑るかというと、それはタイヤの製造過程でタイヤを型からスムーズに取り外すために塗布される、「離型剤」の仕業。 この離型剤は、タイヤ製造後には表面に薄い膜として残ります。これがタイヤと路面の摩擦係数を下げるため、滑りやすくなるというわけなのです。四輪車ならそれほど大きな問題にはならないのですが、二輪車にとってはかなり致命的。 バイク屋さんでタイヤ交換をお願いした時などは、その表面のワックスを取り除く処置をしてくれるのですが、今ではネットでタイヤを買って自分で交換した時など、この離型剤の存在に気づかないで走り始めて、最初の交差点でいきなり転倒なんてこともあるようです。 さて、この離型剤、どうやったら除去することができるのでしょうか?
離型剤除去方法のアレコレ
実際にサーキットなどで行われる方法としては、ウエスなどにパーツクリーナーを吹き付けて、それで拭き取るという方法もあるようです。 また、アセトンやシンナーを使えば一発で根こそぎ除去可能です。しかし、これらの方法は効果絶大なかわりにゴムへの攻撃性もあるので、グリップ力を低下させてしまったり、ひび割れの原因になったりなどタイヤの表面にダメージを与えかねません。
優し~くタイヤ離型剤を洗い流すならコレ!
そこで筆者がおすすめするのはコレ。食器洗いなどに使う「中性洗剤」! じつはこれでも離型剤をかなりの割合で落とすことが可能なのです。 なんか頼りない気もしますが、たとえばシリコンスプレーなどを使った後処理として中性洗剤で洗うと、シリコン成分を落とすことができるのです。つまり、離型剤も洗い流すことができるということ。 これは筆者の経験談になりますが、これまでタイヤ交換の後に中性洗剤で洗ってから走行しても、いきなり転倒するようなことはありませんでした。一般公道だけでなくサーキット走行でも使うことができたので、個人的にはかなり気に入っている方法です。