トルドー加首相に退陣圧力強まる、モントリオール補欠選で与党が敗北
(ブルームバーグ): カナダのトルドー首相にとって盤石と見なされていた選挙区で、与党自由党が補欠選挙で敗北。首相は窮地に追い込まれた。
2025年10月に予定されている総選挙は前倒しで実施される可能性があり、トルドー首相(52)に退陣を求める圧力が強まると予想されている。
自由党はつい数カ月前にも敗北を喫している。6月にトロントで行われた補欠選では保守党が勝利した。この選挙区も自由党の牙城とみなされていた。今回敗北したモントリオールのラサール・エマール・ヴェルダン地区は、トルドー氏の地元でもある。
カナダ首相に打撃、牙城トロント選挙区でまさかの敗北-退陣圧力も
カナダの2大都市で与党が敗北した事実は、首相にとって紛れもない危機的状況を示唆する。トルドー氏の政治基盤は都市部に集中している。
トルドー首相が有権者の支持を失う一方で、ピエール・ポワリエーブル氏率いる野党・保守党が全国世論調査で勢いに乗っている。 過去1年間に実施された世論調査では、そのほとんどで保守党が20ポイントもの大差をつけてリードしている。このまま投票日を迎えれば、保守党は大差で政権を奪う。
原題:Trudeau to Face More Pressure to Leave After Montreal Defeat (1)(抜粋)
--取材協力:Brian Platt.
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Mathieu Dion