「言うことを聞かないと殺される」12歳女子児童に性的暴行加えた20歳の男 通学路で起きた卑劣な犯罪に、判決は懲役6年6か月
・「性的欲求を満たすための犯行であることが明らかであるのにそのような目的がなかったことに強くこだわっていることからすると、自身の問題点に真摯に向き合っているとは言い難い」 などとした。 一方で、「若年で前科前歴が全くなく、不同意性交等の犯行については罪を認めて、被害女児に対する謝罪の言葉を述べている」「社会復帰後は性障害専門医療センターで性犯罪治療プログラムを受けることが予定されている」などとして、八並被告に懲役6年6か月の判決を言い渡した。(求刑:懲役7年6か月) ■計り知れない被害者の苦しみ 再犯防ぐ手立てを 裁判を傍聴して公判の中で明らかになっていく事件の内容を聞き、想像を超える悪質な犯行態様に言葉を失った。検察によると、女子児童は被害後、男性に強い恐怖心を抱き学校の授業に全て出席できなくなった。苦しみは計り知れない。 一方、被告については、検察が論告求刑で「再犯の可能性が高く相当長期の徹底した矯正教育が必要」と指摘している。被告は今後服役し、社会復帰した際には性障害の専門医療センターで治療プログラムを受けると話した。被告が治療を受けたところで、被害者たちが負った傷が癒えることはないが、被告には二度と同じような事件を繰り返さないよう、自身が犯した罪や被害者の思いとしっかり向き合い、徹底的に治療に臨んでほしいと思う。 RKB毎日放送 記者 奥田千里
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