パリ五輪射撃の「無課金おじさん」が来日…「スポーツ始めるきっかけになれてうれしい」
パリ五輪の射撃でゴーグルや耳当てなど目立った装備をつけず、「無課金おじさん」として注目された混合エアピストル銀メダルのユスフ・ディケッチ選手(51)(トルコ)が4日、東京都内の日本オリンピックミュージアムを訪問した。来館者との写真撮影に気さくに応じ、体験コーナーの射撃ゲームではディケッチ選手に憧れて射撃競技を始めるという小学生とも交流。「子供たちがスポーツを始めるきっかけになれてうれしい」と笑顔を見せた。 【写真】パリ五輪の射撃混合エアピストルで銀メダルを獲得したディケッチ選手=ロイター
パリ五輪では、他の選手が耳当てなどをつけて競技に臨む中、Tシャツ姿でポケットに片手を入れて撃つシンプルなスタイルで活躍。オンラインゲームで特別な装備品を購入しない「無課金」になぞらえ、SNSなどを中心に「無課金おじさん」として話題となった。
日本ライフル射撃協会によると、日本には3~8日に滞在予定。強化指定選手を対象にした特別講習会を行うほか、日本とトルコの親善射撃大会に出場する。