【あつたnagAya】年間700万人の熱田神宮参拝客を呼び込めるか? 「亀屋芳広」「妙香園」など熱田創業の有名店が結集 味わうだけじゃない記憶に残る体験も “にぎわい”創出に地元も期待
名鉄・神宮前駅の目の前に、新たな観光スポット「あつたnagAya(ながや)」が誕生しました! 創業者が熱田区内で開業したという手羽先の有名店「風来坊」が、創業当時のメニュー「もも焼き」を復刻するなど、地元創業の店が結集しています。ここでしか味わえないグルメに、思わず夢中になれる体験も続々! 歴史の街「熱田」が、新しい観光名所に生まれ変わる壮大なプロジェクトが動き出す!?
老舗和菓子店の甘味処「あずき茶屋」 和菓子づくり体験は外国人観光客に大人気!
9月6日、熱田神宮のすぐ近くに誕生した「あつたnagAya」。縦横36センチもある大判たこ焼きせんべいの「名古屋焼き醤油専門 さく蛸」や、グルテンフリーの米粉でつくったバームクーヘンの有名店「ココトモファーム」、ソフトクリームのカスタマイズができる「CROCE&Co.」など13店舗がオープンし、食べ歩きも楽しめるグルメも盛りだくさんですが、ここならではの体験も人気を集めているようです。
甘味処「あずき茶屋」で外国人観光客が挑戦していたのは、和菓子づくり「練り切り」です。 熱田神宮を訪れた外国人にも記憶に残る体験をしてほしいという思いで始めた和菓子づくり体験。この日も台湾とチェコから来た外国人観光客が和菓子づくりに挑戦していました。すでにドイツから団体予約も入っているそうです。
「あずき茶屋」をつくったのは、75年前に熱田で創業した「亀屋芳広」です。年間50万個を売り上げる「不老柿」が知られるところ。現在は愛知県に17店舗を展開する老舗和菓子店ですが、リアカーでの移動販売から始まり、伝馬町東海道の前に店を開いたといいます。
外国人や若者にも和菓子の良さ、中でもあんこのおいしさを伝えたいと、亀屋芳広では“あんこの番人”と呼ばれる職人がつきっきりで炊き上げ、素材も十勝産の中でも良質なものだけを使うこだわりよう。花井社長も「どこにも負けないあんこをつくれる」と自信を覗かせます。
あんこを使った「どらやき」も定番ですが、若者にもおいしいあんこを食べてもらいたいと「あつたnagAya」では、お団子にしました。