【あつたnagAya】年間700万人の熱田神宮参拝客を呼び込めるか? 「亀屋芳広」「妙香園」など熱田創業の有名店が結集 味わうだけじゃない記憶に残る体験も “にぎわい”創出に地元も期待
亀屋芳広 花井芳太朗社長: 「外国人はストーリーが大好きですし、クラフトマンシップをリスペクトするので、体験すると“買う”“食べる”きっかけになると思います」
創業70年の米穀店が運営する「和~NAGOMI~」でおにぎりの食べ比べ
日本の伝統食の良さをこの地から発信したい。そんな思いを持ったお店は他にもありました。熱田で70年にわたり親しまれてきた「三本松米穀店」です。 ここで扱っているのは、スーパーなどで出回らないブランド米。甘みやうまみの独自基準を満たしたものしか出荷されない土佐の「天空の郷」など、希少なお米ばかりが手に入る「三本松米穀店」は、まさにお米のセレクトショップ。
三本松米穀店 加藤久喜さん: 「全国で毎年300品種ぐらいできる。その中で40~50種類を厳選して仕入れをして、お客様にご案内しています」
そんな「三本松米穀店」が「あつたnagAya」にオープンしたのは、厳選されたお米でつくるおにぎりの専門店「和~NAGOMI~」です。精米し、傷んだものや粒が小さいものは瞬時に見抜いて手作業で取り除き、選び抜いたお米を土鍋で炊いて、おにぎりに。
今後は、2種類のお米を食べ比べられるサービスも検討中。例えば、新潟県岩船産のコシヒカリは、普通のコシヒカリよりもちもちした食感。岩手の「金色の風」は、味と弾力のバランスがとれたお米。同じように見える2つのおにぎりでも、食べ比べてみると味も食感も全然違うことがわかります。 産地が違うと味も違うということを体感し、お米の深い世界を知ってもらうのが狙いです。
焙煎機から漂う香ばしいお茶の香り 「妙香園」が抹茶のワークショップを開催
「あつたnagAya」の敷地内を歩いていると、どこからともなくお茶のいい香りが漂ってきました。香りのもとを探していると、名古屋に来たら一度は見かけるであろう、店先でまわる焙煎機を発見。 ここは、創業約100年のお茶の老舗「妙香園」。名古屋駅と栄の地下街にそれぞれ店舗があり、あたりに香ばしい香りを漂わせるお茶屋さんとして知られていますが、本店は熱田にあります。