ラッセルが母国イギリスGPでPP!メルセデス1-2&ノリス3番手で英国人1-2-3、フェルスタッペン4番手…角田裕毅Q2止まり13番手|F1
2024年のF1第12戦、イギリスGP予選が現地時間6日行われた。 現地シルバーストンはF2のレース1時点で雨のウェットだったが、その後は雨が止んでF1の予選時刻を迎えた。トラック上はまだ濡れていて、レコードラインが少しずつ乾き始めてきている状況。気温14℃、路面温度24℃となっている。 【動画】ラッセルが予選トップの1分25秒819…地元イギリスGPで見事PPを獲得! 好調メルセデスがフロント・ロー独占 各車、Q1の18分が始まると各車はインターミディエイトを装着して周回を始めた。残り10分で1:37.134のルイス・ハミルトンがトップとなり、ここからドライタイヤに切り替えてトラック上に出ていくドライバーが増えてきた。 だが残り7分30秒、スリックタイヤで出ていったセルジオ・ペレスがターン9奥でコースアウトし、コース外のアスファルトが濡れているために、そのままスピン。グラベル上にハマり動けず。これでQ1は赤旗となる。 Q1は現地時間15:19より再開とアナウンスされた。Q1の終盤に雨が降ってくるかもしれないとの予報もあるため、各車はドライタイヤを履いて、早めにピットアウトをする。 だが残り4分を切ると、セクター2区間で路面が濡れていることもあり、後からアタックしたドライバーはタイムが伸び悩む。ラインを外すと濡れている路面を走る状況下、Q1終盤は蓄電ラップを入れず、スプリントレース状態で各ドライバーはタイムを伸ばしていく。 角田裕毅も最後は蓄電ラップを入れず、3周連続でアタックを行い、最後には1:30.994の6番手でQ2進出を決めた。 結局雨は一瞬だけで終わったため、最後にアタックをしたドライバーが得する流れとなり、15番手に届かなかったのはバルテリ・ボッタス、ケビン・マグヌッセン、エステバン・オコン、ペレス、ピエール・ガスリーの5台だった。 続くQ2では、ドライ状況が続いて各車スリックを装着してタイムアタックへと出ていく。Q1と同様にラインを外したくない状況から、各ドライバーは蓄電ラップを入れずに2周アタックする展開となった。 残り5分を切り、ラストアタックへと出ていく。ここでタイムが伸び悩んだチャールズ・ルクレール、ローガン・サージェント、角田、チョウ・グァンユ、ダニエル・リカルドの5台がQ2敗退となった。Q2ではトップのランド・ノリスが1:26.559で、10番手ランス・ストロールが1:26.938と、1分26秒台に届いたドライバーが勝ち上がりとなっている。 トップ10のグリッドを決めるQ3では、最初のアタックを一通り終えて、1:26.024のジョージ・ラッセルがトップ。2番手ランド・ノリス、3番手ルイス・ハミルトンという並びになった。マックス・フェルスタッペンはコースアウトでフロアにダメージを受けた影響か、0.326秒落ちの5番手となっている。 そして残り3分を切り、各ドライバーは新品のソフトを入れてラストアタックへと出ていった。 フェルスタッペンは最後のアタックのセクター1区間でミスもあり、タイムを伸ばせず。ハミルトンが最速を更新した後、その後ろでアタックしていたラッセルがさらにタイムを短縮し、1:25.819でポールポジションを獲得した。今季はカナダGP以来2度目のPP、キャリア3度目のポールスタートを決めている。 2番手は0.171秒差でハミルトンとなり、フロント・ローはメルセデス。3番手はトップから0.211秒落ちでノリスが入り、イギリス人ドライバーが予選1-2-3となった。 4番手はフェルスタッペン、5番手オスカー・ピアストリ、6番手ニコ・ヒュルケンベルグ、7番手カルロス・サインツという並びになった。ピアストリとサインツはQ3のラストアタック時、時間制限前に急いで固まってコントロールラインを通過したため、ともにトレイン状態でタイムを伸ばせなかった。 8番手ランス・ストロール、9番手アレクサンダー・アルボン、10番手フェルナンド・アロンソというグリッド順になっている。
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