【使いこなし編】第221回:Synology「BeeStation」に外付けHDDを接続してバックアップする
本連載では、Synologyのパーソナルクラウド「BeeStation」の活用を、第185回から実践している。本製品はNASの一種だが、インターネット経由で外部からも簡単にアクセスできるのが特徴で、「パーソナルクラウド」の呼び名は、その特徴にちなんでいる。 【画像】今回はBeeStationのバックアップを実際に行ってみる 前回は、バックアップ用として、BeeStationのUSBポートに4TBの外付けHDD「HD-AD4U3」を接続した。今回は、実際にバックアップを取っていく。 ■ 最初に設定すれば、あとは自動でバックアップ バックアップのための操作は、ウェブブラウザーでBeeStationの設定にアクセスして行う。これまでの連載で実践しているとおりに設定していて、IPを固定しローカルアクセスを有効にしていれば、ウェブブラウザーに固定したIPアドレスを入力することで、設定画面に簡単にアクセスできる。 設定画面が表示されたら、[バックアップと復元]を選択する。[バックアップと復元]画面では、初回に実行する場合[今すぐバックアップする]のみが表示されているので、これをクリックしよう。 すると、保存先の選択画面になるので、[外部ドライブ]を選択する。ちなみに、ほかの選択肢として表示される「Synology C2 Strage」は、Synologyのクラウドディスクサービスになる。あとは、バックアップの間隔を選べば設定完了だ。 任意でバックアップにパスワードを設定して暗号化することもできるが、家庭内ではそこまでする必要はないだろう。基本的にバックアップのために必要な操作はこれだけで、以降は、設定した間隔に従って定期的に自動でバックアップされるようになる。 ■ 保存するバージョン数を変更すれば、全体で必要な容量を調整できる [バックアップと復元]にある、[スケジュール]と[最大保持バージョン数]の[編集]からは、設定値を再設定することも可能だ。[最大保持バージョン数]の初期値が「256」と多めなので、[編集]で少し落としておいてもいいだろう。この数値のバージョン数が保持されて以降は上書きされていく。バージョン数を多く設定しておくと、それだけバックアップのディスク容量が必要になる。 数日動作させておいてから、[ログ]をクリックしてみると、バックアップがスケジュールに従って正常に実行されたことが確認できるはずだ。 ■ 今回の教訓(ポイント) BeeStation設定画面の[バックアップと復元]から必要な設定を行う 初回にバックアップを設定すれば、あとは自動で定期的に実行される
INTERNET Watch,村上 俊一
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