梶山経産相、アルプス処理水「早期に責任もって結論」 全漁連会長「反対の立場変わらない」
梶山弘志経済産業相は7日、記者会見し、同日に首相官邸で菅義偉首相が全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長らと面会し「アルプス処理水」について意見交換したことを明らかにした。 【動画】梶山経産相が会見 アルプス処理水「早期に責任もって結論」
会見で、梶山経産相は「総理からは昨年10月に全漁連からいただいた要望書をしっかり受け止めているを伝えるとともに、政府が方針を決定することについての理解とその後の対応にあたっての協力を要請した」と説明。「岸会長からは、反対の立場はいささか変わらないという立場ではあるものの、政府が方針を決定する場合には、漁業者、国民への責任ある説明、風評被害対策への対応、アルプス処理水の安全性の厳格な担保等を求める旨のご発言があった」と語った。 梶山経産相は「アルプス処理水の取り扱いについては敷地がひっ迫する中、いつまでも方針を決めずに先送りできない課題だと考えている。政府内で深めている風評対策等の議論を踏まえつつ、適切なタイミングで、政府としてできるだけ早期に責任をもって結論を出していきたいと思っている」と述べた。