阪神・近本 田宮&金本超えた球団史上最長4年連続ベストナイン「毎年結果を出したい」と意欲燃やす
セ、パ両リーグのベストナインが25日に発表され、セの外野部門で阪神・近本光司外野手(30)が球団史上最長となる4年連続4度目の受賞を果たした。優勝した巨人から最多勝の菅野智之投手(35)ら3人、3位から26年ぶりに日本一に輝いたDeNAでは山本祐大捕手(26)が初選出。パはリーグ覇者のソフトバンクから有原航平投手(32)ら12球団最多で球団史上最多となる6人が選ばれた。 近本が、阪神外野手としては史上最長となる4年連続4度目の受賞を果たした。「連続して獲れたのはうれしいです」と大阪市内で行われた球団納会の席で、喜びを語った。 「ベストナインというのは、成績だけではないというのが大事なところだと思う。見えないプレーだったり、数字ではないところも評価していただいたのは、他のタイトルとはまた違う」 打率・285、160安打など部門別の数字ではキャリアハイには届かなかった。それでもトータルでの外野手としての能力、チームへの貢献度が近本への評価を高めた。「ベストナインのためにやっているわけじゃないけど、自分の中ではケガなく出ているというのが良かった。6年間大きな離脱なく来ることができているから」と振り返った。 56~58年の田宮謙次郎、04~06年金本知憲を抜き、4年連続で勲章を手にした。「しっかり試合に出続けて、結果を出すことが自分にできること。毎年結果を出したい」と意欲を燃やした。(鈴木 光)