横浜FMに加わった20歳大器DFジャン・クルード、ニューカッスル封じ&先制起点の鮮烈デビュー!!
[8.3 国際親善試合 横浜FM 2-0 ニューカッスル 国立] 横浜F・マリノスに今夏加入した20歳のトーゴ代表DFジャン・クルードが、イングランドの名門ニューカッスルとの国際親善試合で鮮烈なデビューを飾った。 【動画】広瀬すずさんが日本代表ユニ姿で見事なヘディング「可愛すぎる」「さすがの動き」 近年在籍したアルナスル(UAE)、ゾリャ・ルハーンシク(ウクライナ)では主に守備的MFを担っていたが、新天地の初陣は負傷者の多発もあって選手層が手薄なCB起用。それでも「どこで出るかが分かり始めた時点でイメージして準備してきたし、そこが全て」と戸惑いは見せず、堂々のパフォーマンスを発揮した。 主にマッチアップしたのはスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサク。「彼はトップレベルのストライカーで、どこからでも点が取れる選手なのは間違いない。そういった選手と対戦するのはより良いプレーをしよう、ゴールを取らせないようにしようというモチベーションを上げてくれた」。恐れることなく積極的に対峙し、1対1で後れを取る場面はなかった。 横浜FMではジョン・ハッチンソン新監督の下、ハイライン戦術の進化が進められており、ポジショニングには不慣れな場面も見られた。だが、それを帳消しにするようなスピードと俊敏性で鋭いカバーリングを連発しており、順応が進めばさらに頼れる存在になりそうだ。 またこの日は本職MFならではの攻撃力も発揮。前半34分にはFW西村拓真にスピードをコントロールした縦パスを通し、先制点の起点になっており、今季不安定さが見られた最終ラインからのビルドアップの改善にも期待がかかる。 堂々の45分間を終えた試合後、ジャン・クルードは「ああいった強力な選手を止めることができたのは自信につながる」と守備面に胸を張りつつ、「実際にプレーする機会をもらって、一定の評価ができるプレーができたのは良かった」と安堵の表情。その上で「より監督に求められるところを成長させていきたい」と力を込めた。