シナー 4年連続の全米OP16強、ジョコビッチ&アルカラス敗退に「何が起きてもおかしくない」<男子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間9月1日(現地8月31日)、男子シングルス3回戦が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク87位のC・オコネル(オーストラリア)を6-1, 6-4, 6-2のストレートで破り、4年連続4度目のベスト16進出を果たした。 【シナー、ズベレフら 全米OP組合せ】 23歳で世界ランク1位のシナーが同大会に出場するのは6年連続6度目であり最高成績は2022年の8強入り。今大会では1回戦で同140位のM・マクドナルド(アメリカ)、2回戦で同49位のA・ミケルセン(アメリカ)を下し3回戦に駒を進めた。 迎えた3回戦、シナーは15本のサービスエースを決めファーストサービスが入った時に81パーセントの高い確率でポイントを獲得。オコネルのウィナー18本に対し、それを大きく上回る46本を記録すると5度のブレークに成功。自身は1度もブレークチャンスを与えず、1時間53分で完勝した。 試合後のオンコートインタビューでシナーは「今日は間違いなく素晴らしい試合だった。試合全体を通して堅実にプレーしなければいけないことは分かっていた。今日のサーブはうまくいったよ。自分のパフォーマンスに満足している。もちろん、皆さんの応援に感謝している。素晴らしい試合だった」とコメントした。 また第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第3シードのC・アルカラス(スペイン)が敗退したことについて聞かれ「このスポーツでは何が起きてもおかしくない。どの対戦相手も厳しい挑戦だ。僕はコート上の全ての瞬間を楽しむようにしている。番狂わせが何度かあった。これからどうなるか楽しみだね。まだここにいられてうれしいし、できるだけ多くの試合をプレーできればと思っている」と言及している。 勝利したシナーは4回戦で第14シードのT・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは3回戦、予選勝者で世界ランク143位のG・ディアロ(カナダ)を6-7 (5-7), 6-3, 6-1, 7-6 (7-3)の逆転で下しての勝ち上がり。
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