〈食べログ3.5以下のうまい店〉唐揚げ専門家が推す! 5種の発酵だれで食べる「酒屋」の揚げたて唐揚げ
「クラマエトップサイダー」にシロップを加えてアレンジした、「カカオサイダー」(500円)と「甘酒サイダー」(500円)も販売。「カカオサイダー」には「ダンデライオン・チョコレート」のカカオハスクを使用するなど、蔵前エリアのお店とのコラボレーションも魅力だ。
有野さん「お酒に合わせる方に一押し。濃い味の酒粕チーズを、国産むね肉が寛大な器で受けとめてくれます。」
発酵だれの一つ「酒粕チーズ」は、チーズと言いつつ乳製品は不使用。「酒のフタバ」のブランド日本酒である「江戸 鳥越」の酒粕に、アーモンドプードルと塩を混ぜてフードドライヤーで乾かした後、撹拌して粉チーズ状に仕立てている。
「発酵からあげ」にふりかけていただくと、舌の上ではかなく溶けていく粉チーズのような趣でありながら、酒粕の味がしっかり感じられる大人なフレーバーだ。こちらはレモングラスやラベンダー、ミントやカモミール、セージなどのハーブがたっぷり入った「蔵前エール botanical」とあわせるのもいいだろう。
同じく卵不使用の発酵だれが「甘酒マヨネーズ」。蔵直送の麹と水だけで作った自家製甘酒と太白胡麻油、戸塚醸造店の「心の酢」、粒マスタードを合わせた自家製マヨネーズを作り上げた。甘酒由来のうまみと太白胡麻油のコクがしっかりありながらも、植物性食材のみのため、唐揚げと合わせてもくどさがなく食後感が優しい。
紹介した3種類の発酵だれのほか、心の酢とマルホンの「ごま油屋のラー油」、タマネギのみじん切りを合わせた酢ラー油と、ヨーグルトとカレーパウダー、甘酒、ニンニク、生姜、胡椒、パプリカパウダーなどを合わせた「発酵カレー」もある。からあげはもも肉とむね肉、そして5種類の発酵だれがあるので、食べ比べて好みの組み合わせを探すのも楽しそうだ。
有野さん「酒屋の一角にイートインスペースがあります。気軽に揚げたて唐揚げを楽しめて最高!! 私はお酒に詳しくなかったので、店員さんに自分の味の好みを伝えたらおすすめの一杯を教えてくれました。」