ラドマンがUCIレース初勝利!寺田がポイント賞獲得|ツアー・オブ・ジャパン美濃
ラドマンがUCIレース初勝利!寺田がポイント賞獲得|ツアー・オブ・ジャパン美濃
5月19日から26日にかけての8日間・8ステージにて開催されているツアー・オブ・ジャパン2024。大会4日目となる22日は岐阜県美濃市にて第4ステージとして美濃ステージが開催された。この日も山岳賞ポイントを狙う中井唯晶(シマノレーシング)が積極的な走りを見せて4名の逃げを形成し、この4名から最後まで残ったジョシュア・ラドマン(オーストラリア、セント・パイラン)と山本哲央(日本ナショナルチーム)が逃げ切る形に。最後は山本の後ろからスプリントしたラドマンがマッチスプリントを制し、自身初となるUCIレース優勝を飾った。また、3位争いの集団スプリントで5位に入った寺田吉騎(シマノレーシング)が中間スプリントで獲得したポイントと合わせてポイント賞の総合で逆転し、ポイント賞ジャージを獲得した。
江戸時代の面影を残す美濃ステージのスタート地点
5月19日から26日にかけての8日間・8ステージにて開催されているツアー・オブ・ジャパン2024。大会4日目となる22日は岐阜県美濃市にて第4ステージとして美濃ステージが開催された。 前日の予報では終日曇り予報となっていた美濃市だが、朝から晴れ間が見える天候に。朝こそ少し肌寒さを感じる瞬間もあったものの、選手たちがサインオンを迎える頃には気温も上昇。絶好のレース日和の中でのレースとなった。 美濃ステージのスタート地点は江戸時代の面影を残す「うだつの上がる町並み」。TOJ全8ステージの中でも屈指のロケーションを誇る美濃ステージのスタート地点には多くのファンが集まった。
この日も中井唯晶が逃げを決め、山岳賞ポイントを稼ぐ
レースは9時15分にスタートすると、リアルスタート直後からこの日もアタック合戦に。序盤に4名の逃げが決まりかけるものの、中間スプリントを狙うチームの動きなどもあり、4名は集団にキャッチされる。 集団は一つのまま2周回完了時に設定された中間スプリントポイントを迎えると、チームメイトのアシストを受けた寺田吉騎(シマノレーシング)が1着で通過。2着にはクドゥス・メルハウィ(エリトリア、トレンガヌサイクリングチーム)が、3着にはジョバンニ・カルボーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO)が入る。 さらにこの動きから中井唯晶(シマノレーシング)がアタックし、この動きに続いた山本哲央(日本ナショナルチーム)やジョシュア・ラドマン(オーストラリア、セント・パイラン)、モハマド・ヌル・アイマン・モフド・ザリフ(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム)の合計4名による逃げ集団が形成される。 4名の逃げはメイン集団に対して2分以上にまでタイム差を広げて1回目の山岳賞ポイントを迎えると、一昨日、昨日に続いてこの日も中井が1着で通過。2着はモフド・ザリフ、3着は山本という順に。 一方、メイン集団は総合リーダーチームであるJCL TEAM UKYOが石橋学を先頭にコントロールし、レースは進んでいく。