ラドマンがUCIレース初勝利!寺田がポイント賞獲得|ツアー・オブ・ジャパン美濃
「この勝利が自身として初のUCIレースでの優勝になった」ジョシュア・ラドマン(オーストラリア、セント・パイラン)のコメント
ステージ優勝を挙げたラドマンは「メカトラで遅れる場面もあったけど、何とか先頭に復帰することができた。GC(個人総合)で逆転の可能性がある選手が先頭から遅れたことで逃げ切りのチャンスがあるかなとは思った。」と逃げ集団の中でのレースを振り返り、「日本ナショナルチームの選手は良いスプリンター揃いだと聞いていたので、(山本と)二人になった時は少しナーバスにはなっていたけれども、(山本が)上りで苦しそうにする場面もあったので、これはチャンスがあるかなと思った。スプリントでは残り20mで差が開いたので、そこで勝利を確信した。」とレース終盤を振り返る。 UCIレースはこれが2度目の参戦だというラドマンは「これがUCIレースでは初めての優勝になった。」と言い、「明日の信州飯田や明後日の富士山はかなりハードなレースになると思う。チームとしてはその後の相模原でまた優勝を狙えればと思う。」と後半戦の目標を語ってくれた。 また、ラドマンはまだU23の若手選手。今後の目標を伺うと、難しい質問だねとい言いながらも「クラシックレースや小集団で勝利が目指せるような選手になりたい。」と回答してくれた。
「レースプラン通りのレースが出来た」寺田吉騎(シマノレーシング)のコメント
「この日はレースプラン通りのレースが出来ました。」と言う寺田は、「スタート時点でカルボーニ選手とは13点差、マルチェッリ選手とは5点差。まだ十分ポイント賞ジャージを狙える位置にいて、中間スプリントをしっかり獲った上でフィニッシュをマルチェッリ選手より先着できればジャージを獲れると考えていました。序盤4名の選手が逃げた時は入部さんがペースを上げてくれて捕まえることができ、さらに中間スプリントでも入部さんがアシストしてくれて、そこでしっかり1着が取れました。」と最初の中間スプリントを振り返る。 「あとはフィニッシュでマルチェッリ選手よりも前、かつ上位で入ればジャージが獲れるなと思っていて、フィニッシュではしっかりとその通りに入ることができたので、本当に良い1日になりました。」とポイント賞ジャージ獲得を喜ぶ寺田は、「明日以降もポイント賞ジャージをキープできるように、上位に入るのは難しいと思いますが、少しでもポイントを稼げたら。」とジャージキープをしていきたいと語ってくれた。