「火災発生地域から遠く離れていますが…」サンタアニタパーク競馬場は金曜の開催を来週に延期へ
ロサンゼルスの山火事の影響で9日、サンタアニタパーク競馬場は10日金曜に予定していた開催を来週木曜の16日に延期することを発表した。 同競馬場は「サンタアニタパークは(競馬場の向正面に見える山脈)サンガブリエルバレーの空気の質が悪くなると予測されているため、金曜のレースプログラムを来週の木曜日(1月16日)まで延期しました。カリフォルニア州競馬委員会(CHRB)は10競走の予定を積極的に変更することを承認しました」と発表。 今回の山火事では多くの住宅が燃え、死者も出ている。競馬場のニュービーGMは「サンタアニタは引き続き火災発生地域から遠く離れていますが、山火事の煙はロサンゼルス郡全体に影響を及ぼしています。また、この悲劇が私たちのコミュニティの多くの人々に与えた影響を尊重したいと思います。これには、これらの火災で壊滅的な被害を受けた私たちの騎手と私たち自身、サンタアニタのチーム(スタッフなど)が含まれます。日程を変更することで、騎手、競馬ファン、そして、チームに適切な計画を立てる機会が与えられます」とコメントしている。 8日朝には山火事の煙のため、サンタアニタ競馬場のスタッフ全員にマスクと防護眼鏡の配布が行われ、自主的に馬を別の施設に避難させたい調教師には支援が行われた。 サンタアニタパーク競馬場は米国西海岸で最大規模の競馬場で、現在は日本人の木村和士騎手が現地で活躍している。10日は10レースが組まれ、木村騎手は7鞍に騎乗予定だった。11、12日に予定されている開催の有無については10日に発表される見込みとなっている。