天王寺動物園『110周年記念事業』会見の様子。左から山中諄理事長、向井猛園長（12月2日・大阪市天王寺区）

「天王寺動物園」（大阪市天王寺区）は、２０２５年に控える『１１０周年記念イベント』の詳細を発表。１２月２日に同園にて会見がおこなわれた。 【写真】10月にプレ企画として実施された、同園初の早朝開園『プレモーニング・ズー』 １９１５年（大正４年）１月１日に開園し、日本で３番目に長い歴史を持つ同園。当初はわずか２．６ヘクタールだったが、施設整備や希少動物の飼育を進め、規模の拡大を図りながら、現在では約１１ヘクタールの園内におよそ１７０種・１０００点の動物を飼育する、国内でも屈指の都市型動物園として発展してきた。 １１０年の感謝を込めた記念イベントでは、１年を通してさまざまな企画を予定。２０２５年１月１日に入園料が無料になるほか、先着３０００名に『開園記念日ポストカード』のプレゼント、飼育員気分が味わえる『こどもユニフォーム撮影会』、向井猛園長による『記念講演会』、記念ロゴ入りオリジナルグッズの販売など、１日限定で１０の企画が実施される。 そのほか、『大阪・関西万博』と連動した割引企画や干支にまつわる展示も。以降のイベントについては随時発表される。 長い歴史を持ち、戦争をも経験した同園。山中諄理事長は、「当園のこれまでの長い歴史に思いをを馳せるとともに、未来に向け、命の大切さ、生物多様性と豊かな環境の大切さを学んでいただける、みなさまに愛される動物園であり続けたい」と挨拶した。