【オータムリーグプレビュー】実力拮抗の上位6校、初勝利を目指す中央大と山梨学院大の戦いに注目
6勝3敗で並ぶ大東文化大と専修大は、チーム状況が対照的。大東文化大は7日の東海大戦に逆転負けを喫して以来調子を落としていることに加え、主力に故障者が出ている影響で9月15日に行われた天皇杯の1次ラウンドで白鴎大に22点差の大敗を喫している。27日の日本体育大戦は厳しい試合になりそうだが、オータムリーグで上位4チームに入るためにも、非常に重要な試合になるだろう。一方の専修大は8日に白鴎大を破り、浅野ケニーが3x3の日本代表活動から戻ってきた後に行われた21日に神奈川大を破って3連勝。29日の日本体育大戦は、オータムリーグの上位の実力差がより拮抗しているか否かを知る試合になるか注目したい。
2勝7敗と苦戦が続く筑波大は、得点力不足に泣かされていることに加え、福田健人と坂本康成のスターター2人が相次いでケガに見舞われた。星川開聖と副島成翔も故障でロスター外の状態が続いており、浅井英矢と岩下准平がより得点面でチームを牽引することは、勝利を手にするうえで欠かせない。
開幕から9連敗の中央大と山梨学院大は、1巡目で最後の試合となる28日に直接対決がある。中央大は11日の白鴎大戦後、U18アジアカップに出場した深澤桜太が合流し、ミニキャンプでチーム力をアップを図った。山梨学院大も菅野陸がU18代表からチームに戻り、野溝利一の負荷を軽減できる点がプラス。スヴェトリシック・イゴールが故障から復帰できれば、フロントラインの攻防における不利を回避できる。勝利に飢えたこの2校の戦いは、一発勝負のような熱戦が繰り広げられるに違いない。
文:青木崇
青木 崇