担々麺は本場四川式と日本式でここまで違う!
担々麺は本場四川式と日本式でここまで違う!
暑い時期が来ると無性に食べたくなる辛い麺料理。その代表格が担々麺だ。みなさんは担々麺には本場四川式と日本で独自に進化した日本式があるというのはご存知だろうか? 今回はとても奥深い2つの担々麺の作り方を紹介しよう。
ゴマを使い、日本人の口に合うようクリーミーに
中国四川省発祥の担々麺は、四川料理の父である陳建民氏が祖国の味わいを日本に広めたいと提案した麺料理。しかし、本場四川式の痺れる辛さの担々麺は当時の日本人の口には合わなかった。そこで考え出されたのが、ゴマを入れてクリーミーに仕上げた一般に知られている担々麺だ。
本場四川式と日本式のどちらも味わえる名店がある!
四川料理の専門店『松の樹』では、本場四川式、アレンジされた日本式どちらの担々麺も提供している。「うちの正宗担々麺は、本場の味にかなり近づけています。これが賛否両論あり、ヤミツキになる人と絶対に受け入れられない人とキッパリ分かれるんです」と、オーナーシェフの矢野氏は語る。 今回特別に本場四川式、日本式、両方のレシピを教わったので公開しよう。
【痺れる辛さが本場四川式の証!】正宗担々麺の作り方
本場四川式正宗担々麺は、汁なしで山椒の麻(マー)、ラー油の辣(ラー)と黒酢の酸が効いた香辛料の刺激を楽しむ麺料理だ。お好みで山椒や黒酢などの調味料の量を調整して、自分流に仕上げよう。
材料(1人分)
A 山椒油……大さじ1 ラー油……大さじ2 黒酢……大さじ2 豆鼓……2g 醤油……少々 酢……少々 鶏ガラスープ……大さじ2 ヤーツァイ……5g。 肉味噌……25g 青葉……適量 松の実……適量 花椒……適量。 「黒酢」をAmazon。co。jpで見る。 「豆鼓」をAmazon。co。jpで見る。
作り方
<1> 器でAを混ぜ合わせる。 <2> 麺をたっぷりのお湯で茹で茹で上がったら水にさらしてぬめりを取り、再度お湯で温める。 <3> 麺を器に入れて混ぜ合わせてから、肉味噌、青葉、松の実を乗せて、花椒を振って完成。