【高校サッカー】東海大相模が挑む初出場初優勝の偉業 武器は〝超ロングスロー〟
第103回全国高校サッカー選手権で、初出場の東海大相模(神奈川)が旋風を巻き起こしている。 開幕前は優勝候補の伏兵にも挙がっていなかった東海大相模(神奈川)だが、初戦の草津東(滋賀)戦で2―1と接戦を制すると、続く2日に行われた3回戦の東北学院(宮城)戦では3―0と圧勝。初出場校らしからぬ横綱相撲を見せた。 8強進出を果たした原動力となったのが〝超ロングスロー〟だ。 東北学院戦の1―0で迎えた前半アディショナルタイム、DF佐藤碧が思いきり助走をつけて投じたスローインは40メートル超の〝ビッグスロー〟に。これをDF塩田航央がダイレクトで頭で合わせて試合を決定付ける追加点を奪った。 プロでもめったにお目にかかれない飛距離、そして高精度のコントロールは他校のロングスローとは一線を画す〝S級武器〟だ。 東海大相模と言えば、野球部は甲子園常連で多くのプロ野球選手を輩出している超名門。サッカー部は今大会が初出場と全国の舞台での歴史は浅いが、いきなり大仕事をやってのけるのではと期待も沸騰。ファンの間ではSNS上で「東海大相模は初出場初優勝あるで」「東海大相模の初出場初優勝あるかな」などと注目が集まっている。 全国高校サッカー選手権で初出場初優勝となれば、史上11校目の快挙となる。野球の名門校で培われた〝鬼肩〟がサッカー界の頂点を引き寄せるか。
東スポWEB