サラーよりも重要戦力? ミケル氏も絶賛するリヴァプールのエンジン「グラフェンベルフがチームを強固なものにしている」
中盤で絶対に欠かせないピースに
昨季までバックアッパーだった選手がチームNo.1級の重要戦力に大変化すると予想できただろうか。 かつてチェルシーなどで活躍したジョン・オビ・ミケル氏は、現在プレミアリーグで首位を快走するリヴァプールの最重要戦力にMFライアン・グラフェンベルフを選んでいる。前線ではFWモハメド・サラーも大暴れしているが、ミケル氏の中ではグラフェンベルフの方が外せない選手となっているようだ。 「(最重要戦力には)グラフェンベルフを選ぶ。クロップ体制では出番が限られていたが、今季は驚くべき活躍だ。彼はリヴァプールが中盤に必要としているエンジンだ。前進し、プレスバックしてくる脚力がある。彼がチームを強固なものにしている。もし彼をチームから外したら、リヴァプールはどう対応するだろうか。見てみたいね。ハーランドやデ・ブライネのような選手がいても、チームのエンジンルームが機能しなければ崩壊するんだ」(『TBR Football』より)。 マンチェスター・シティの場合、中盤の底に入るロドリの離脱が続いている。全ての原因をロドリの離脱で片付けるわけにもいかないが、マンCは大苦戦中だ。中盤の安定感がリヴァプールとマンCの差に繋がっているところもあるだろう。 グラフェンベルフは以前よりポテンシャルの高い選手と評判だったが、それがアルネ・スロットのサッカーにピタリとフィットした。早い段階からグラフェンベルフを信頼したスロットの目利きも見事で、グラフェンベルフ抜きで今季の躍進はあり得なかっただろう。
構成/ザ・ワールド編集部
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