カンブリア宮殿が放送900回、三越伊勢丹HDの細谷社長としまむらの鈴木社長が出演
テレビ東京系列の報道番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」が、9月5日の放送で900回を迎える。これを記念し、2週にわたり「ニッポンの小売りの未来・・・大逆襲が始まった!」 をテーマにアパレル業界を代表するトップを招へいする。第1弾は三越伊勢丹ホールディングスの細谷敏幸社長、第2弾はしまむらの鈴木誠社長が出演。放送日時は、第1弾は9月5日23時6分~23時55分、第2弾は9月12日23時6分~23時55分となる。 【写真】出演予定の三越伊勢丹ホールディングス 細谷敏幸社長
カンブリア宮殿は、企業のトップを中心としたゲストを招へいし、作家 村上龍の視点を通して企業の本質に迫る経済番組として2006年に放送スタート。村上龍と、視聴者と近い目線で質問を投げかける俳優の小池栄子の2人がインタビュアーを務め、これまでアパレル業界からは伊藤忠商事の石井敬太社長COOや、松屋の古屋毅彦社長、ニューバランス ジャパンの久保田伸一社長などが出演した。 同番組が900回を迎えることに対し村上は「思えば遠くへ来たもんだ、という感じはありません。900回、その都度、1回だけの現実として対応してきたからです。今後も、その思いに変わりはないと思います」とコメント。小池は「900回まであっという間でした。龍さんから“この番組を続けるにあたって、お互い本業を続けることがなによりも大切だよ”と言っていただき、その言葉を胸に続けてきました。芸能界にいながらあくまでも社会人としてゲストの方から吸収できることは吸収したいと思い、実生活に取り入れてきたことが確実に自分の財産になっています。放送当初に比べたら経営の仕組みは分かってきましたが、あくまでも視聴者目線は忘れずこれからも長く続けていきたいと思っています」と述べた。 「ニッポンの小売りの未来・・・大逆襲が始まった!」第1弾では、コロナ禍での小売りの厳しい環境から、都心の旗艦店を中心に業績を急回復させた三越伊勢丹にフォーカス。「百貨店を科学する」という信条を掲げ、海外店舗や系列の岩田屋など次々に再建に成功し、最高業績を叩き出した細谷社長が、“過去のビジネスモデル"といわれた百貨店をどう再構築したのかに迫る。 第2弾では、そのビジネスモデルが多くの小売チェーンの見本といわれ成長を続けてきた、しまむらの鈴木社長にインタビュー。2024年2月期は売上高、営業利益共に過去最高を更新した同社は、2018年2月期から3期連続で減収減益と苦悩の時期を経験していた。低迷と奇跡の復活の裏では何があったのか、立役者となった鈴木社長の改革術を取り上げる。