トライアンフ『Bonneville（ボンネビル） T120 エルヴィス・プレスリー Limited Edition』

　トライアンフ モーターサイクルズ ジャパンは19日、『Bonneville（ボンネビル） T120 エルヴィス・プレスリー Limited Edition』を発表した。 【写真】特別感あふれるサインなどが入った完全限定仕様…トライアンフ『Bonneville T120 エルヴィス・プレスリー Limited Edit』内外装全部みせ 　本モデルは、エルヴィスと彼の仲間である「メンフィス・マフィア」とのBonnevilleの物語【※】へのオマージュが込められた特別なもの。エルヴィスのライブの中でも最も象徴的な、68年に行われた「カムバック・スペシャル」でのパフォーマンスをスタイリングのヒントにデザインされた。 　ゴールドでレタリングされた『ELVIS』の文字はセットのライトを表し、エルヴィス・プレスリーのサインとともにタンクとサイドパネルに大きくあしらわれている。このエンブレムは、エルヴィスの彼自身の仕事に対する姿勢や、仲間であるメンフィス・マフィアの一人一人に贈られたネックレスのデザインなどを表現。目を引く、このカーニバル・レッドのリッチなカラーリングは、2023年にエルヴィス・プレスリー慈善基金への寄付を募るために製作されたJ Daar氏のカスタム・ボンネビルにインスパイアされている。 　世界で限定生産925台のこのバイクは、エルヴィス・プレスリーのサインがレーザーエッチングされた特別なシリアルナンバー入りハンドルバークランプを装備。エルヴィス・プレスリーとTriumph Motorcyclesの特製レコードスリーブにソニーのゴールドディスクと一緒に収められ、トライアンフのCEOニック・ブロアーと、エルヴィス・プレスリー・エンタープライズの創立者であり会長兼CEOのジェイミー・ソルターのサインが入った特注の証明書が付属する。 　メーカー希望小売価格は、199万9000円。24年6月下旬から正規販売店に到着予定となっている。 【※】メンフィス・マフィア・ボンネビル／エルヴィスがトライアンフモーターサイクルに出会ったのは65年。撮影の合間をぬって、「メンフィス・マフィア」として知られる親しい友人たちとベルエアの自宅でひとときの休息を過ごしていたときのこと。親友のジェリー・シリングが新車の『トライアンフ T120 Bonneville』を購入し、エルヴィスが近所で走らせたところ感激。戻ってくると送迎マネージャーのアラン・フォルティスに "みんなの分も注文してくれ、でも......今夜じゃなきゃダメなんだ！"と言ったそう。オートバイディーラーのビル・ロバートソン＆サンズはその夜、7台のトライアンフを届け、その2日後すぐに残りの2台が到着した。トライアンフは今もこのボンネビルの行方を追っており、すでにいくつかの有力な手がかりを証拠書類として収集している。