「疲れない!」「それだとブラック企業です」棚橋弘至が新日本社長として東京ドーム大会で狙う次世代ブレイク「3年後理論」と「引退ロード」の野心
イメージしないものは実現できないから
棚橋は新日本恒例となっている年明けの東京ドーム大会において、10回以上メーンの大役を果たしてきた。最初が2005年、U-30無差別級王者として臨んだ中邑真輔とのタイトルマッチ。当時まだ28歳であり、現在27歳の海野、31歳の辻ともそう変わらない。 「中邑真輔と、お互い完成しきっていない状態で、あのメーンでぶつかって。あのときの(カードの)冒険感に比べれば、今回なんて全然心配いらないですよ。ただ僕は東京ドームのメーンで最後に入場してきて、闘いに勝って『愛してま~す! 』とやるまでをずっとイメージして日々を過ごしていました。イメージしないものは実現できないじゃないですか。 令和闘魂三銃士(海野、辻、成田蓮)に上村(優也)、大岩(陵平)、藤田(晃生)と陣容が揃ってきたなかで、どこに差が出てくるかと言ったら野心。自分がどうプロレスを動かして、どうチャンピオンになって、どう盛り上げていきたいかっていう本当に細かい部分まで、思いを巡らしている選手がこれから上がってくると思います」 舞台は用意しても、そこからトップの座をつかめるかどうかはプロレスラー次第。熾烈なサバイバルレースに大きな期待の目を向けている。 一方、プロレスラー棚橋としては引退ロードがイッテンヨンを皮切りに本格化していくことになる。
引退リミットを設定していた
2024年10月の東京・両国国技館大会において、2026年1月4日をもって引退することをサプライズ表明。実は社長就任時に引退のリミットを設定していたという。 「社長就任のタイミングで引退の話になって、あと1年で全国を回り切れないと思ったので『2年やらせてください』と木谷(高明)オーナーにお願いしたんです。全国を回ってファンのみなさんに会って、ありがとうの気持ちを伝えたい」 イッテンヨンは第4試合で遺恨深まるEVILとのランバージャックデスマッチに臨む。「ハウス・オブ・トーチャー」のダーティーな介入は不可避だろう。 EVIL戦からどのように引退まで突き進んでいくか、棚橋らしく“野心”を抱く。
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