年収260万円会社員29歳、低賃金で働く日々はもう限界…。今後、"生活保護"以外に道はありますか?
疲れたら権利を行使して休んで
ぷらだを着たいらくださんは仕事に疲れてもう働きたくないということですが、そういう時もありますよね。そういう時は少し休んでも良いと思います。私も働くのが辛くなって、20代の頃、仕事をトンで、2か月くらい引き籠った経験があります(貯金を切り崩しての生活でした)。でも休んだらまた働きたくなりました。私が社会復帰した大きなきっかけになったのは「すいか」というドラマを見て、働いて自立して生活することの尊さに気付かされたことでした。結婚もしていない、子供もいない私にとっては仕事は自分を成長させる貴重な場所だと思い、仕事に戻りました。 生活保護を私は否定しません。もちろん国民の権利ですし、使うことはやましいことではありません。もし、ぷらだを着たいらくださんがもう本当に自助は限界ということで、条件を満たしているのであれば使って心を休めるのも一つの手だと思います。ただ、やはり最終手段だと私は考えます。ぷらだを着たいらくださんがちゃんとした会社で適正に働いてきたなら、有給休暇というのが残っているはずなので、まずはそれを使ってしっかり休んでみましょう。 有休を使わせてもらえないという会社だったら労働基準監督署に速やかに訴えましょう。辞めても良いと思っている会社に容赦はいりません。もし福利厚生が手厚い会社だったら、クリニックで診断書を書いてもらって休職も視野に入れましょう。そうしてまずは時間を確保してみましょう。
時間を確保したら
時間を確保したら、ゆっくりと心を休めてこの先のことを考えましょう。余裕があって元気になったら少し遠出していつもと違う景色を見るといいです。日常から離れて客観的に自分を見てみたら、気分が変わったり、新しい気付きが生まれるかもしれません。 また、自分が好きだった作品などを見返すのも良いのではないでしょうか。自分がどういうものが好きだったのかを思い出すのです。そうすると自分は本当はどういうことをしたかったのか、そこに行くためにはどうすれば良いのかという道が見えてくるかもしれません。 らくだという動物は砂漠に適応するために、こぶを作り脂肪と水をため、砂に潜らないように蹄の形を変え、砂が目に入らないようにまつげを長くしていきました。環境に適応するために進化していった逞しい動物です。ぷらだを着たいらくださんはさらにPRADAを着たいということなので、上昇志向も持ち合わせているのではないでしょうか。上昇志向を持った人間は特に20代に自分ができることと、経験不足から生じる現実とのギャップに苦しみます。私もそうでした。だけど、そこで折れなければきっと楽しい30代、40代が待っています。苦しい時にはうまく休んで、折れずにらくだのように進化し続けることを願っています。頑張ってね!