年収260万円会社員29歳、低賃金で働く日々はもう限界…。今後、"生活保護"以外に道はありますか?
レッドオーシャン・ブルーオーシャン
さて、そんな素晴らしい徳島にお住いのぷらだを着たいらくださん。お悩みは29歳で旅行関係の会社にお勤めで、仕事が地獄な割に収入が低いということですよね。旅行業界ってだいぶ前からネットで比較サイトが出てきてしまって、割と価格競争が激しく、そうするとコストカットで価格を安く設定することになり、普通にやっていたら給与が上がり難くなっていて、いわゆる“レッドオーシャン“と言われる業界です。 レッドオーシャンというのは血で血を洗うような激しい競争のある市場のことを指します。対して競争の少ない成長しやすい市場をブルーオーシャンと言います。旅行業界でブルーオーシャンだったら、パッと思いつくのは国内外の富裕層相手の高級なツアーや、他の会社が取り扱わないマニアックな体験ができるツアーなどです。コロナ後の話にはなりますが、特にインバウンド(外国人旅行客)相手の市場などは語学などの障壁があるので、比較的参入が難しいのでまだブルーオーシャンです。自動翻訳などが発達しないうちに、勉強してしっかり稼ぐか、はたまた思い切って、業界を変えるという選択をした方が良いように私は思いました。
真面目で辛抱強いだけではお給料は上がらない
相談文を読んでいて気になったのは「生活をするだけのために、時間を労働に費やしていて毎日毎秒なんのために働いてるんだろうと思いながら必死に仕事に食らいついています。」という部分です。この部分を読んで、ぷらだを着たいらくださんは真面目で辛抱強い人だなと思いました。でも、思い切ったことを言うと真面目で辛抱強い日本人は非常に多いので、それだけでは収入は伸ばせません。 大事なのは常に社会の動きを俯瞰的に見て、自分が一番高く売れそうな所に行くということです。そう、三百六十五歩のマーチではないですが「♪しあわせは歩いてこない だから歩いてゆくんだね♪」の心意気です。真夏の大冒険は13歳の少女だけでなく、いくつになっても必要なのです。 もし、私がぷらだを着たいらくださんだったら、地元に旅行関係のブルーオーシャンの仕事がなければ、独立するか、都会に出てブルーオーシャンの仕事がないかを考えます。テレワークが進んでいますが、まだ過渡期なので、仕事は都会の方が多いからです。でももし家の状況等で地元で、ということならば、徳島ならITの仕事のチャンスはあると思うので、思い切ってIT業界に転職すると思います。旅行業界のキャリアを活かしたいなら、旅行系のシステムなどを作っているITの会社などで仕事がないかを検討します。29歳ならまだ新しい業界に飛び込んでやっていけると私は考えます。