ボクシング、井上尚弥が練習公開「自信を持ってできる」 24日にグッドマンと防衛戦
ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者、井上尚弥(大橋)が4日、2団体で同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)との防衛戦(24日、東京・有明アリーナ)に向けて横浜市内で練習を公開。「コンディションを維持して、ここまで来られている。自信を持ったボクシングができる」と2017年以来となる年間3試合目への手応えを口にした。 【写真】10月の発表会見にオンラインで出席したサム・グッドマン(上)。井上尚弥から積極的な試合をするように要求された スパーリングは米国やメキシコから呼んだパートナーだけでなく、パリ五輪代表男子57キロ級の原田周大(専大)との20ラウンドを合わせ、計90ラウンドをこなした。アマチュアトップレベルのボクサーとの手合わせに、井上尚は「グッドマンにテンポも似ていた。海外から呼ぶ選手にはない細かい技術もあった」と充実感をにじませ、この日はシャドーボクシングとサンドバッグ打ちを披露した。 来年に関しては「海外進出を考えている」と述べ、米国や国営国際娯楽イベント「リヤド・シーズン」と契約を結んだサウジアラビアでの試合を視野に入れる。「この試合をしっかり目に焼き付けてほしい」と来場をファンに呼び掛けた。