まちなかに完成したサッカースタジアム“夢の器” エディオンピースウイング広島オープンの1年を振り返る
今年は広島に新たな夢の器ができました。エディオンピースウイング広島が完成して1年です。サンフレッチェ広島・そしてレジーナのホームスタジアムとしてだけでなく、様々な利用が見られました。スタジアムのこの1年を振り返ります。 【画像を見る】夢の器 ピースウイング広島の1年 広島に新しいサッカースタジアムを作ろうという構想はJリーグ発足前から。そしてスタジアム建設が表立って議論を始めてからおよそ20年。署名活動や様々な議論を経て、市民の、県民の願いがこもった「夢の器」が今年2月に開業しました。 サンフレッチェ広島久保允誉会長(2024年1月31日) 「25年間『専用スタジアム』と言い続けてきょう竣工式を迎える。感無量です」 2月8日、こけら落としの試合となるプレシーズンマッチの2日前。初めてのスタジアムでの練習に青山敏弘選手は誰よりも早くでて「はだし」で感触を確かめていました。グッズショップには長い列ができるなど、完成を待ちわびた多くのファンが詰めかけ、試合前はスタジアムを一周しながら、出来上がったスタジアムを見ていました。 おとずれたファン 「全部がやばい。まず席が紫」 「芝がめちゃくちゃきれい」 「とにかくやばい」 「全試合観に行きたいくらいです」 ■紫の花火が舞い上がった日 そして2月23日。 小林康秀キャスター 「スタジアムの屋根から空に向かって、紫の花火が舞い上がりました」 ついに新しいサッカースタジアムでJリーグが開幕しました。今シーズン、スタジアムは満員御礼の試合が続きました。チケット完売は17試合。チケットが手に入りにくい状態が続きました。 小林キャスター 「スタジアムの外から中が見える位置です。ここはチケットがなくても雰囲気を感じる事ができるのですが、選手の紹介の度に見える炎がこの場所からでも見られます」 スタジアムの平均入場者数は、2万5609人前の年から1万人近く増加し、クラブ史上最多の入場者数となりました。チームはシーズン序盤から快進撃を続け、一時は首位を走る活躍を見せました。スタジアムに駆けつけた多くのサポーターの後押しも影響したに違いありません。本格的なまちなかスタジアムの始動に毎試合広島市内は朝から盛り上がりをみせました。