まちなかに完成したサッカースタジアム“夢の器” エディオンピースウイング広島オープンの1年を振り返る
JR横川駅にはサンフレッチェがコラボしたスタンプに長蛇の列ができました。そしてスタジアム対岸の横川胡子神社には、サポーターの語り場ができました。シャレオには相手サポーターをもてなすスペースもできるなどしました。 ■試合がない日でも賑わいを 新しいスタジアムは、試合がない日も稼働することを目的に作られています。試合後に使われる会見場は企業の発表会に使用され、試合運営に必要な部屋も会議室として一般に貸し出されています。また地域住民を集めた音楽ライブもおこなわれました。 8月にはスタジアムに隣接する「ヒロパ!」がオープン。レストランやカフェ、サウナ施設などに多くの人が訪れました。 リレーマラソン、対岸の空鞘稲生神社の花火、学校行事で見学会、スタジアムウエディング、さらに夜神楽もおこなわれました。 試合開催日と開催していない日を合わせた入場者の目標は110万人と設定されていましたが、2月1日のオープンから11月の時点で、目標数は達成したということです。 ■近くの商店街では「ビクトリーロード」も 当初831億円と言われる経済効果が見込まれた新しいサッカースタジアム。近くの横川地区にとって、どんな一年だったのか、飲食店に聞いてみました。スタジアムの完成を機に横川商店街の通りをビクトリーロードと名付けました。 山中酒店松木加江子さん 「サポーターの方もすごく増えたし、見かけることが増えたし、お店に入られてる姿もよく見られるようになったし、本当におかげさまだなと。いいことばっかりです」 バーGAJA店主 利重忍さん 「スタジアムから横川駅までの間、商店街を通ってこられる間に、一杯飲んで帰ろうか、いっぱい食べて帰ろうかというお客さんがすごく増えたように思います」 マツダサッカー部出身の利重さんのお店でも、勝っても負けても試合後はサッカー論議に花が咲きます。 お客さん 「あちらにできてからは、終わって30分くらいで席に着ける距離は魅力でよかったなと思って」
横川商店街連合会の星野哲郎さんに人通りの変化を聞きました。 横川商店街連合会星野哲郎会長 「時間帯によっては、倍くらいになったんじゃないかと思うくらい。より一層応援店を増やしていきたい。デーゲームの時も営業時間が合わないこともあるが、お店にお願いして、合わせていければと思う」
中国放送