道の駅で夜にクラクションや大声、「騒音」などの迷惑行為増加 駐車場の消灯や段差設置し対策へ
広島国道事務所は、広島県東広島市西条町寺家の国道2号西条バイパス沿いにある道の駅「西条のん太の酒蔵」での夜間の迷惑行為対策に乗り出す。改造した車やバイクに乗った集団による騒音などへの苦情が増えているため。1月7日から順次、駐車場の照明を消したり、減速を促す段差を駐車場に設けたりする。 【写真と地図】道の駅「西条のん太の酒蔵」 駐車場の発光ダイオード(LED)照明20基について、同7日から午後8~10時は照度を50%に下げる。午後10時以降は全て消す。駐車枠以外への駐車やエンジンの空ぶかしなどの禁止を呼びかける看板を5カ所に設置。同20日には、駐車場入り口付近の路面に高さ約5センチの減速バンプを設ける。 同事務所によると、同施設開業の2022年7月から24年10月までの間、夜の迷惑行為への苦情が延べ91件寄せられた。クラクションや大声での談笑など「騒音」が65件(複数回答)で最多。深夜2時ごろまで続くこともあり、駐車場内を走り回る行為なども報告されたという。24年7月には東広島署が不正改造車の取り締まりを実施していた。 対策後も屋外トイレなどの照明は点灯する。同事務所は「誰もが安心して立ち寄れるよう、マナーを守って利用してほしい」とする。
中国新聞社