キャブコンの初心者に最適、日本初上陸となるドイツブランド「エトルスコ」のキャンピングカー「T5900FB」が注目のワケ
しかも、ボディサイズは全長5950mm×全幅2320mm×全高2950mm。国産のキャブコン、例えばトヨタ「カムロード」というキャンピングカー用ベースシャーシを使ったモデル群に近い車体のサイズ感だ。そのため、はじめてキャブコンを運転するような初心者でも比較的乗りやすいなど、日本の道路事情にマッチしているところが注目だ。 ■日本初上陸、T5900FBの室内について 一方、室内は、明るい雰囲気を演出するとともに、必要最低限ながら豪華で快適な装備を持つことが特徴だ。車体右側のエントランスから室内に入ると、ぱっと目に入るのがテーブルやソファーを備えたダイネット。停車時に運転席と助手席を180度後方へ回転させれば、大人4名がくつろげるスペースとなる。運転席などのシート類は、レザーとファブリックのコンビ仕様で、アイボリーの色調が清潔感のある雰囲気を醸し出している。
ダイネットの後方には、1940mm×1330mmサイズの常設ベッドを設置。大人2名が橫になれるキングサイズ仕様だ。国産キャブコンなどの場合は、後方に2段ベッドを備えることで、少ないスペースで就寝人数を確保するモデルも多い。そのため、全長5m前後のモデルであれば、乗車定員7名、就寝定員6名を確保するモデルもある。 一方、T5900FBは、乗車定員4名、就寝定員2名+1名。常設ベッドの2名に加えて、ダイネットの天井に電動昇降式のベッド(2000mm×1000mm)を用意して対応している。国産モデルなどと比べると就寝人数こそ少ないが、常設ベッドはかなり広く、快適性も抜群。そのため、T5900FBは、ファミリーなどの大人数で行くのではなく、少ない人数でも余裕あるクルマ旅を楽しみたい層に向いているモデルといえる。大型の本格モデルと比べると小柄。そのぶん、装備などを厳選することで、大人が楽しめることを優先しているのがT5900FBではないかと思う。
【関連記事】
- 【写真】日本初上陸となるドイツメーカー「エトルスコ」のキャンピングカー「T5900FB」の内外装や装備
- 【写真】日産、2026年までに「30車種導入」で挽回なるか。日本とアメリカの日産車ラインナップを見る
- 【写真】RX-9にタイプR…DB12と見たスポーツカーの未来。2000GTから今に至るまで変わらない普遍の意義
- 【写真】カワサキの最新モデル、昭和を感じるネオクラシック「メグロS1」と「W230」。その元になった「250メグロSG」や「W650-W1」、さらに兄貴分になる「メグロK1」や「W800」も含めて、ディテールを紹介
- 【写真】ベース価格3875万4040円、V型12気筒エンジン搭載のロールス・ロイス新型「ゴースト・シリーズⅡ」の全容。内外装やバリエーションを見る