毎日のランチは「ベーカリー」で購入したパンです。同僚から「ぜいたくだね」と言われたのですが、一般的なべーカリーの利用頻度はどのくらいなのでしょうか?
出典:株式会社リクルート「有職者のランチ実態調査(2024年3月実施)」より筆者作成 図表3から、直近5年において最も高く、2年連続で上昇していることが分かります。物価高が始まったのは2021年後半ですが、2023年からは食品の値上がりが顕著に出ている結果だといえるでしょう。 ランチにかける費用の内訳は、図表4の通りです。 図表4
出典:株式会社リクルート「有職者のランチ実態調査(2024年3月実施)」より筆者作成 自炊や弁当などでランチ費用を抑える一方で、デリバリーや外食などでランチ代に1000円以上の費用をかける人もいます。図表4からも、ランチ代は千差万別であることが読み取れます。 自炊による弁当と比較すると、ベーカリーの1回あたり500円~1000円未満の費用は高く感じられることでしょう。ところが、デリバリーや外食と比べると、ベーカリーのほうが安く、必ずしもぜいたくなランチとはいえません。 ■平日のランチはどのような食事が多いのか? マイボイスコム株式会社が行った昼食に関するアンケート調査(第6回)によると、ランチで重視される理由は以下の通りです。 ● 時間をかけずに食べられる ● 安く済ませられる ● 提供されるまでの時間が早い ● 栄養バランスが良い ● 好みのものを食べたい ● 家にあるもので済ませる とくに「早い・安い」を重視している人は40%前後と多いです。パン好きな人にとって、1000円未満で買えるベーカリーなら「早い・安い」に含まれるのでしょう。
ベーカリーの平均利用は月1~3回が約40%
ベーカリーを月に1回以上利用する人は半数を超えていますが、そのうち毎日利用している人は1.9%程度です。平均的な利用頻度の人から見ると、1.9%に該当する人は、ベーカリーを利用頻度が高いと感じてしまうでしょう。 もっとも、ベーカリーの費用が1000円未満である人の割合は66.3%です。テイクアウトと同程度の費用であることから、一概に毎日のベーカリーがぜいたくであるとは言い難いでしょう。 出典 マイボイスコム株式会社 パンに関するアンケート調査(第7回) 独立行政法人中小企業基盤整備機構 J-Net21 市場調査データ ベーカリーショップ(2023年度) 株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研 有職者のランチ実態調査(2024年3月実施) マイボイスコム株式会社 昼食に関するアンケート調査(第6回) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部