レジェンド稲本潤一が思う“すごい選手2人” キャリア28年間に終止符 サッカー元日本代表が語る
28年間の現役生活に幕を閉じたサッカー元日本代表・稲本潤一選手が、引退会見でキャリアの中で印象に残った選手について語りました。 【画像】28年のキャリアに幕を下ろした稲本潤一選手 稲本選手は、17歳でJリーグデビューを果たすと、その後はイングランドのアーセナルなど、国内外複数のクラブでプレー。日本代表としても2002年の日韓大会から3大会連続でW杯に出場するなど、華々しいキャリアを歩みました。 その28年間のキャリアの中で、すごいと思った選手は誰かと記者から問われた稲本選手は、「海外で言うとジダン選手が一番すごかった」と、元フランス代表のレジェンドであるジネディーヌ・ジダン氏の名前をあげました。 「僕自身、その当時は自分のタイミングでボールを取りに行けば、どんな相手でも取れる自信はあったんですけど、ジダン選手に関しては全く取れなかったのを覚えている」と語る稲本選手。 つづけて「当時ピッチがぐちゃぐちゃで、日本はポイント式のスパイクを履いていたんですけど、フランスの選手は普通の固定式のスパイクを履いていたりとかすごく衝撃があった。そのなかでジダン選手のエレガントなプレーに、この人にはかなわないと思った」と、ジダン選手と対戦したときの心境を明かしました。 さらに、もう一人すごいと思った選手がいたそうで「日本でいうとヒデさんかな」と元サッカー日本代表の中田英寿氏の名前をあげました。 「一番最初に合流したのがシドニー五輪最終予選ぐらいのアウェー。(中田氏が)試合してすぐに点を取って『こいつは何や』と。すごく軽い感じで点を取ったんですよ」と当時の衝撃を語りました。 中田氏の強さについては「芯の強さだったりぶれない強さはそうだし、こっちから話しかけると気さくなお兄さんだし、そのギャップもすごかった」と、人柄含め印象に残る選手だったと語りました。